クリーンベンチを自作2(部品選定)
次回:未投稿
前置き
前回は、まずクリーンベンチの必要性を考え、その為に必要な機能や構造を考えました。次は、必要な部品を具体的に決めて発注します。ちなみに一点ものなので部品を見てから設計を行います(ふつうは逆。
HEPAフィルターの仕組みや構造について書こうかと考えましたが調べればすぐにわかりますし、はっきりいって興味ある人がどれだけいるか..ということで飛ばしました。
本題
必要な部品を選定します。クリーンベンチ自体は簡単な構造なのですが要望が面倒(小型+静音)なので部品の選り好みが激しくなります。上記の図は垂直型ですが横に倒せば目的のものに見えます?必要なものは下記の3つです。
- HEPAフィルター👈重要
- 有圧換気扇
- 箱(素材未定)
まずはHEPAフィルター、上記は工業用としてはちょいお高めのもので1~10万円が相場でいろいろ。前に作ったクリーンベンチの材料費の40%がこれでした(残りはFAN代。
しかし、今は当時と異なり市販の空気清浄機がHEPAフィルターをセールスポイントに大量使用しているため、量産効果がかかり(品質が下がり?)コスパの良いフィルターがAmazonで安く買えます。種類も前より断然多いですので選びやすい。
Amazonをガサゴソ、こちらFZ-Z40HFを購入する事にしました。互換品(非純正を言い換えたパチモン)で送料が無料です。販売者の他の商品を見てるとAli(Aliexpressという中華通信販売)の転売屋のにおいを感じます。まぁAliは遅いし心配になりますが博打します!ちなみに純正品はこちらで買えますが4000円ほどかかります。
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そして数日後に届いたのがこれ。本当はHEPAフィルターは精密部品なので配送時の障害が気になっていました。箱に入って来るのかな?来るよね?当然と思っていたものの、なんと裸できました。これはあかん障害チェック!
うーん🤯一部に圧痕があるがな。Amazon倉庫からきましたが裸で棚に積み上げてあったのだろうと思います(もちろんビニールにくるまれて。HEPAは針で穴を開くと機能が失われるので取り扱いには注意が必要です。フィルターを見た限りではバルクのものを個人向けにばらまいているみたい..フィルターの構造としてはチープではないです。守って守護天!
有圧換気扇
有圧換気扇は通常のファンと異なり静圧が高いです。HEPAフィルターは圧損が大きいので圧力をかけられるものでないと効率が悪くなります。要は、自転車でトップギアのまま坂を登るのはキツイというのと一緒です。前回のクリーンベンチに用いたのはサーバールーム用のファンでした。鯖の周りで騒音を気にする人はいないので遠慮なく騒音をまき散らします。なので今回はお店などで使うタイプを選択しました。
この型のファンは地元密着型の小さな焼き肉屋にいくと見れます。または厨房でバイトをした事がある人なら身近に感じるかもしれません。ボオォォォーンと低音を鳴らしながら煙を吸い込んでくれる頼もしいやつです。
モノタロウで購入したのかといえばそうでもなく。大昔に壊れたファンヒーターを分解して再利用しようと部品用に取っておいた換気扇がありました、ラッキー。これもチープながらに有圧換気扇です。騒音もそれほどでもないと、まだ使用できていた時に確認しています。
次回は最も難易度の高い箱を設計していきます。
※リアルタイムで工作しています。なので何か助言をもらえると反映されます&助かります&コイン投げます。