クリーンベンチを自作1(前設計)
クリーンベンチ...それは生物系学生が個人所有したいと思う一品
前置き
そもそも名前さえ聞いたことが無い人に説明すると、ダストフリーな環境で作業を行うためのツール、と言えばわかってもらえるだろうか?普通の人には縁がないツールだけれども用途は無限大にある。例えば、大学では細胞の培養や高純度化合物の操作など、企業では表面処理や塗装などなど。
調べたところ、もっぱら個人での利用用途はきのこ栽培🍄のようだ。でもこれに縁のない人も「ほこりが入らなければ見た目が悪くならなかったのにor失敗しなかったのに..」と悔しい思いをした人がいるのではなかろうか?だから一家に一台あると便利ですよ!シリーズを進めればわかりますが決して難しい工作ではないので挑戦してみましょう。
今回、クリーンベンチを自作するわけですが、実は2015年ごろすでに作っています👉外部記事1、外部記事2。別に古いというわけではなくて、でかくてスペースとり、ものすごい騒音をまき散らす。5年経過するうちに事情が変わって、ちょっと人のいるスペースさえ厳しくなった現状では使いづらい、あと近所迷惑です。なので新規に設計する必要があります。
本題
作る前に要望を整理します。
- 小型で場所をとらない
- 静かで気分よく使える
- ダストフリーな環境を構築👈絶対目的
これに合うベンチは何がいいだろうか?こんな時はグーグル先生に聞くのが一番手っ取り早いですが、既存の製品の形をまねるのが最も楽です。
そして、マネする事に決めたのがこれ。
モノタロウにあるポータブルクリーンベンチAPC-43 微妙な26万円💰
これならスペースとらない!すばらしい!しまえるじゃん!...大人の趣味で手を出すにはちょい高いぐらいの値付けかもしれません。でも私は懐が寂しい人なので自作します。
小話
このクリーンベンチの用途としてこの記事のスケルトンHDDがある。ホコリに弱いHDDの改造にはもってこいだ。