BTCPay ServerをCloudflare TunnelでClearnet公開

BTCPay ServerをCloudflare TunnelでClearnet公開

Cloudflare Tunnelでポート開放無しにUmbrel上のBTCPay ServerをClearnet公開する方法。

必要なもの

  • BTCPay Serverが稼働しているサーバ(Umbrel)
  • サーバにSSHアクセスする環境
  • BTCPay Serverを公開するためのドメイン
    (Cloudflare上でDNSレコードを管理する必要がある。ドメインがない場合はCloudflareで購入可能)
  • メールアドレス
    (Cloudflareにアカウント登録する用)
  • クレジットカード or PayPal
    (Cloudflare Tunnel自体は無料だが、Cloudflare Zero Trustを無料アカウントで有効化するため必要)
  • 多少の時間

Cloudflareのアカウント作成

https://dash.cloudflare.com/sign-upからアカウント作成

Cloudflareの"Get started"をクリック

ドメインを追加
(画像上ではサブドメインを入れているが、現在サブドメイン付きは登録不可)

無料アカウントの作成は…

下にある

ドメインの既存レコードが表示されるので、必要に応じて編集

ネームサーバー情報が表示されるのでドメインを取得したサービスで変更する。
(Cloudflareで取得した場合は既に設定済み)

クイックスタートガイドはスキップ

Zero Trustを有効化する

ドメイン登録の完了直後。左の"Zero Trust"を押して…

Zero Trustを有効化する。チームネームはなんでもOK

プランを選択、Cloudflare TunnelはFreeプランでOK。下に…

Select planのボタンがあるので押す

Proceed to payment

クレジットカード情報を入れて…(or PayPal)

$0.00で決済

Cloudflare Tunnelを作成する

Access→Tunnelsをクリック

トンネルの名前を決めて(トンネルを複数作成したときに後々わかるようにするため、なんでもOK)、"Save tunnel"

トンネル作成のアシスタントが出てくるので、OSとアーキテクチャを選択する。
(Raspberry Pi 4BでUmbrelを動かしている場合はDebian, arm64 bit)

下に設定情報が出てくるためこれをコピーして…

UmbrelのSSHに貼り付けて実行

成功するとConnectorsに接続された情報が表示されるので"Next"をクリック

サービス追加画面になるので…

情報をそれぞれ入力して"Save tunnel"して完了。
URL部分のポート番号(3003)は…

Umbrelアプリを開いた際に出てくるポート番号("umbrel:3003"の3003の部分)

BTCPay Serverの設定を変更する

上記の設定後、サイトにアクセスしてもHTTPSが有効化されていないというエラーが出るので

SSH上で
echo "PROXY_TRUST_UPSTREAM=true" > ~/umbrel/app-data/btcpay-server/.env.app_proxy
~/umbrel/scripts/app restart btcpay-server
を実行

エラーが消える

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