高価な Umbrel Home を代替えするミニPCを選定してみた。
umbrel が Umbrel Home を発表し、予約を受けつけている。
当初、Raspberry Pi を前提としたライトニングノード構築だったのが、ラズパイの入手難により、ubuntu(又はDebian)をインストールしたPCも対象にしてきていたところに、umbrel謹製のハードウェア。おまけに小さくてかっこいい!
最高じゃないかと思ったのも値段を見るまで。99,990円はちょっとミニPCに出す値段ではないよな。(円安で何でも海外製品は高くなってるのもあるけど)
公開されているUmbrel Home のスペックや umbrel のサイトの Umbrel Home 内部の写真を見ていると、PCに詳しい人はいろいろ気づくと思います。
- CPU Intel N5105 CPU · Quad-Core · 2.0-2.9GHz ってひとつ前の世代のやつじゃね?今はAlder Lake-N N100 だよね。最新のはTDPも10Wから6Wになってるし、性能もだいぶ向上してたはず。
- 公開されている基板内部の写真を見る限り、実装してないLANやHDMIのコネクタなんかがたくさん見受けられる。基板は専用設計したのではなく、リファレンスデザインもしくはどこかのメーカが設計したものをOEMまたはODMでカスタマイズした感じ?(一般的なPCと比べるとそんなに数が出ないだろうし、当然そうなるよね。)
- しかし、HDMIとかまで完全省略はやりすぎでは?もしかしてsshでの接続すらやらせず全てブラウザからumbrel.local経由でやらせるつもり?(この辺り、実際入手した人のレビューが楽しみ)
- ハードウェア的には、電源の供給をUSB PDにしているのはとても評価できる。電源壊れた時に、汎用のUSB PDの電源を使えるし。
- この小型化を実現するために、SSDはM.2 2242規格を採用することになり、かなり割高(2TB は M.2 2280の倍くらいする)になってるのって、費用対効果それでよいの?
憧憬と歯がゆさが私の中で同時に滾る。Umbrel Home めっちゃ欲しいけどなんか違うー!私みたいな人をターゲットにしてないことはわかるんだけど、わかるんだけど。
この想いをとりあえず吐き出そうということで、類似のPCと比較してみた。
比較したミニPCは以下の4つ。
- TOPTON M65 超小型で申し分ないスペックだけど、唯一残念なのがメモリがMAX12GB
- TOPTON M8S これがUmbrel Home に最も近い感じに見える。自分で買うならこれかな。
- CHATREEY T8-PRO これもなかなか Umbrel Home 味がある。電源供給がUSB PDじゃないのが惜しい。安いのは良いけど。
- Minisforum UN100 これについては Umbrel Home っぽさからは離れてしまうけど、比較した中では一番よくできてる気がする。ただし国内モデルはメモリ8GBしか選べないのが残念。
価格はだいたいAliexpress価格。
などと上から目線でいろいろ書いてみましたが、Umbrel Home めっちゃ欲しい。誰かくれませんか?
Umbrel Home は、今後自分でPCにumbrel をインストールする人にとって、必要となるスペックを定義できたという意味で大きな意味があったと思います。ラズパイで建てられるよと定義したのと同じくらいな感じで。
ビデオ出力がまったく無い点は自分も同じ感想を持ちました。
ストレージが2280じゃなくて2242であるとには気づきませんでした。
割高なのこれのせいでは?