久しぶりにGethを動かす人のためのTips
最近毎日Spotlightで記事書いていますが、QiitaのBlockchain Advent Calendar 2022のためです。
Blockchainは毎年やっていますが、年々書いてくれる人が少なくなって、自分で連続投稿しています。
助けてください!
さて、今日は今のEthereumフルノード運用の話でもしようかと思います。
Ethereumフルノードといえば、Gethですね。
かつてはParityも人気でしたが、Gavin WoodがPolkadotに専念するため手を引いてOpen EthereumのGitHubリポジトリはアーカイブされてしまいました。
この記事書くためにGitHubページ見て気付きました。
もうGeth一強ですかね。あとは、Nethermind、Besuでしょうか。
さて、2022年9月のThe Mergeで無事にProof of Stakeへ移行したEthereumですが、それまでGethなどのETH1のノードだけ稼働させたら良かったのが、PrysmなどETH2のノードを一緒に稼働させる必要があります。
Gethだけでは同期できません。GethのNemata (v1.10.25)からはETH2ノードと一緒に稼働させないとGenesisブロックからPoS移行までのPoWの期間のブロックも同期できなくなりました。
これは、PoWではなくなった今、Reorgを防いで、PoSチェーンに繋がるようにするためのようですね。
ETH1はExecution Layerといい、ETH2はConsensus Layerといいます。
Consensus LayerのノードはPrysmがメジャーですが、LighthouseやLoadstarなどのノードがあります。
Consensus LayerノードのモジュールにはBeacon-chainノードとValidatorノードがあり、Beacon-chainノードは必ず動かす必要がありますが、ValidatorノードはStakingをする場合のみ稼働します。
MainnetもTestnetもノードの稼働方法は同じです。
TestnetではRopstenがメジャーでしたが、PoS移行で、Testnetの再編成が行われました。
RopstenもPoS移行したのですが、RopstenやRinkebyはノード開発者にサポートされなくなります。
これまでマイナーだったGoerliは残ります。
また、PoS移行のちょっと前に出てきたSepoliaは残ります。Sepoliaを使うメリットは歴史が浅く軽量ということです。
GoerliもRopstenほど重くはないです。
TestnetはGoerliかSepoliaを使うようにしましょう。
9月のThe Mergeの1ヶ月前ほど前の8月にLTで今回の内容を話しています。
下記資料は図もあるので、ご覧ください。
さて、勉強会の告知をさせてください!
12月8日(木)20:00からは今年最後のビットコインとか勉強会を行います!
テーマはSymbolとAvalanche!
Ethereumの話はありませんが、AvalancheはEVM(Ethereum Virtual Machine)搭載です!
ぜひご参加ください!