Bitclouds v2
以前の記事で、Bitcloudsというライトニング決済でbitcoindやc-lightning、ubuntuなどのインスタンスを購入できるVPSサービスを紹介しました。その後、Bitcloudsは新バージョンリリースへ向けて一時利用できなかったのですが、ようやくv2としてサービスが再開されました。
料金プランは1sat/分なので、60sat/時とv1より単位時間あたりのBTCは少なくなっていますが、BTC価格が上がっているので、100satoshi=2円計算で月額864円です(v1の料金は70sat/時)。今回、c-lightningのインスタンスを購入してみたので、その手順を紹介します。
今回はc-lightningの購入なので以下のコマンドを実行します。コマンドを実行すると、インスタンスの支払い用にインボイスが生成されるので、ライトニング決済で支払います。Spotlightのポイントを使ってLapp決済もできるので、是非試してみてください。
$ curl -s https://bitclouds.sh/create/clightning
{
"disclaimer": "If you pay the LN invoice, you agree with terms of service: any abuse usage is prohibited. Your instance may be stopped and/or destroyed at any time without any reason. Do backups. Your data is securely encrypted and instances hosted in enterprise-grade datacenters. Your IP and payment information is logged for authorization purposes. Bitclouds never use your data for any purpose except mentioned above.",
"host": "situla",
"paytostart": "lnbc990n1p0aceycpp5u8rnec8w0jdpzk8ek55lew5mx57n69usrx00k6f4twlffp2mpmrqdq6wd5hgatvv9qxy6t5vdkx7atywvxqyjw5qcqpjsp580v8ucvqa0set54wjvmwx0ykhw3zd9rykfc7y7amsf3xhvwdzfcsrzjqgqyccjavg3y2cr2r63vr35uldz3ddcrk3u5tgmywufuqhly4t43czw43cqqw6cqqyqqqqlgqqqqqqgq9q9qy9qsqmhsqlx2tgaegh7cvtcwam79updaqtmuq4fe6fp6amrm5afuhgssr684xmg4xlpejupvkdwhtnw2mgfvg7fft584krzlyqfuzklh9g8gqfkw7cd",
"performance": "1xXeon-2GB-40GB",
"price": "<1 sat/min",
"support": "https://support.bitclouds.sh"
}
支払いが完了したら以下のコマンドで、インスタンスのステータスを確認してみましょう。
$ curl -s https://bitclouds.sh/status/situla
{
"balance": 99,
"ip4": "135.125.129.128",
"key": "https://bitclouds.sh/key/situla",
"status": "subscribed",
"tip": "bhyve intro: https://www.youtube.com/watch?v=aFaLkxwvYZw",
"user": "root"
}
v2では、インスタンスへのログインはSSHキーを使う必要があります。以下のコマンドを実行して、キーを発行します。一度キーを発行すると再発行はできないので注意が必要です。
$ curl -s https://bitclouds.sh/key/situla > situla.key
キー発行が終わったら以下のコマンドを実行して、ログインします。※ログインユーザーは"user": "root"で指定されているユーザーを入力してください。ユーザー名がubuntuになっていることがあるので要注意。
$ ssh -i situla.key root@135.125.129.128
FreeBSD 12.2-RELEASE r366954 GENERIC
situla:/root@[8:39] #
以下のコマンドでc-lightningの状態を確認してみましょう。以下では、まだチャネルが開設されていないので、そのセットアップが必要です。自分でチャネルを開設するにはビットコインが必要ですが、それは面倒なのでLNBIGというサービスを使ってチャネルを開設してもらいましょう。(LNBIGの使い方はこちらを参考)
situla:/root@[9:07] # lightning-cli getinfo
{
"id": "036d8e1b0f2b5181a804984014a7d8b28c042ee559184753c666f30a6d771227bc",
"alias": "clightning@bitclouds.sh",
"color": "036d8e",
"num_peers": 0,
"num_pending_channels": 0,
"num_active_channels": 0,
"num_inactive_channels": 0,
"address": [
{
"type": "ipv4",
"address": "135.125.129.128",
"port": 9735
}
],
"binding": [],
"version": "0.8.2.1",
"blockheight": 661868,
"network": "bitcoin",
"msatoshi_fees_collected": 0,
"fees_collected_msat": "0msat",
"lightning-dir": "/var/db/c-lightning/bitcoin"
}
チャネルが開設できたら、インボイスを発行してみましょう。
situla:/root@[9:09] # lightning-cli invoice 1000 label1 test
{
"payment_hash": "6d3889626261ea2e6ffa8d1f67b4bfbe1273e953da3dfa6093369296df0f20c0",
"expires_at": 1608887367,
"bolt11": "lnbc10n1p0acuw8pp5d5ugjcnzv84zuml6350k0d9lhcf8862nmg7l5cynx6ffdhc0yrqqdq8w3jhxaqxqyjw5qcqp2sp5xx6m602pqn72ssm235svld50szyjn6quvwhaefr2ctlfkg646p7q9qy9qsqu2plsaxft0pea9e7grdcxljw7t636aey54psmrr703kgany6kq94exv55zcdjl9nxrfu7jud8a3cccr65r85s39x2hrcrak79c3mqlcqr7fka7",
"warning_capacity": "No channels"
}
以上がbitclouds v2でライトニングネットワークのインスタンス購入からビットコインの受取りまでを試すことができました。アカウント登録やクレジットカードを使う必要がなく、手っ取り早くVPSを使うことができるので、開発環境の構築などにオススメです。c-lightning以外にもbitcoindやUbuntu、さらにカスタムイメージも提供されています。現在はKubernetes clusterが利用可能みたいなので、気になる方は以下のリンクからいろいろのぞいてみて下さい。 https://bitclouds.sh/
Bitcloudsでサーバーをホスティングしつつ、そこでビットコインを稼ぎ、そのビットコインで自分自身へのホスティング利用料を支払うことができれば最高ですね!たしかlntxbotはそのようなビットコインエコシステムで動いていたような気がします。SpotlightのサーバーもBitcloudsへ移行しようかな(笑) 何か面白いアイディアなどあれば、ぜひコメントください!