日本人が悲観的なのは遺伝子のせいだった【一方でYoutuber 驚異の楽観率】
あなたの性格は何で決まっているのでしょう?
親の教育?環境?自分の意志?
実は遺伝子(DNA)で結構決められてしまいます。
セロトニントランスポータ遺伝子というものがあります。
この遺伝子には三種類の型があり、どの型を持つかで性格に影響が出ます。三種類の型の特徴をすごく乱暴に言うと
LL型・・・楽観的
SL型・・・中間
SS型・・・悲観的
となります。
引用:セロトニン・トランスポータ遺伝子多型が情動処理に及ぼす影響(https://www.jstage.jst.go.jp/article/pacjpa/73/0/73_2AM121/_article/-char/ja)
もう少し詳しくいうと否定回避欲求の強さに影響するらしいです。つまり否定されることを恐れて発言、提案、主張などを避ける。などです。
私は小学生の頃に授業中に手を上げて発言するのがなぜか強烈に怖かった記憶があります。恐らくSS型(悲観的)なのだと自分では思っています。
あなたはどの型でしょうか?遺伝子検査をしてみないとわかりませんが、なんとなく自分の性格を考えてみて見て下さい。楽観的ですか?悲観的ですか?
楽観的であれば日本ではすごく希少です。
日米の遺伝子型の割合比較
遺伝子型の割合は地域、国によって変化します。
アジア人、特に日本人はSS型(悲観)遺伝子を持っている人が多いらしいです。例として日本人と米国人を比較します。
日本人
LL型(楽観)・・・3.2%
SL型(中間)・・・31.7%
SS型(悲観)・・・65.1%
米国人
LL型(楽観)・・・18.8%
SL型(中間)・・・48.9%
SS型(悲観)・・・32.3%
引用:遺伝子レベルで解明されるストレスに強い人・弱い人の特性(https://www.jnews.com/special/health/hea1405.html)(ちゃんとした研究論文のデータは有料、英語だったので諦めました)
推測ですが、日本は災害が多く飢饉が何度もあったので悲観的でなければ生き残れなかったのではないでしょうか。アメリカは元はイギリス移民なので、楽観的な冒険心が強い人がアメリカに移住したからかもしれません。
そして国ごとに遺伝子型に偏りがある一方、職業、コミュニティごとに遺伝子型の偏りが発生することもまたあるのではないかと思います。
YOUTUBERの楽観率
ところでYouTuberの東海オンエアという方たちをご存知でしょうか。
この方たちがセロトニン・トランスポータの遺伝子型を調べている動画がありました。
東海オンエアを知らない方に説明すると、典型的なYoutuberっぽい人達(教養、マニアックな動画ではなく一般受けするチャレンジ動画が主な人達)と思っていただければいいと思います。
引用:東海オンエア 東海オンエアのDNAを分析してみた
(発言ではLL型とSS型を逆で発言してますが、字幕の方が正です。)
遺伝子検査の結果はメンバー6人+アシスタント1人の計7人で
LL型(楽観) 1人、SL型(中間) 5人、SS型(悲観) 1人の割合です。
これは日本人の平均と比べるとかなり楽観傾向にあると思います。
仮に日本人の中からランダムに7人選出すると
LL型(楽観) 0人、SL型(中間) 2人、SS型(悲観) 5人
となってもおかしくありません。
YouTubeがまだメジャーじゃない頃から顔出しし批判を恐れず動画を投稿し続けるYoutuberは楽観的遺伝子を持っている人が多いのかもしれません
(この方たちに限らずに職業別の遺伝子型の統計が見ていたいですね)
まとめ
進学、就職、結婚。
自分の行動は自分の意志で決定しているとお考えかもしれません。
しかし行動は性格に大きく影響されます。
そして性格は遺伝子の影響を受けています。
つまりあなたの行動は遺伝子に操作されていただけなのかもしれません。
遺伝子は後から変えられません。ただし自分の性格を理解して楽観的にも悲観的にもなりすぎないよう制御すること。つまり遺伝子に振り回されないことが大切なのだと私は思います。