GIN GIN ジングルベル♪

GIN GIN ジングルベル♪

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きっとみなさんはタイトルをご覧になって、「もうジングルベル!?」って思いましたよね(笑)?ご指摘の通り、まだクリスマスの季節には早いのですが、今回はこんなタイトルで始めてみました。

とは言っても、もちろんクリスマスの話をする訳ではなくて、今回もちゃんとお酒にまつわるお話となっております。おそらく察しの良い方なら、と言うよりもある程度の年代の方なら、何の話かお気づきかもしれませんが(笑)。それではさっそくいってみましょう!

少し前の事ですが、私は友人と二人でふらっとバーに入った事がありました。そこは初めて入るお店だったのですが、雰囲気が良かったので最後に1杯だけ飲もうと言う流れになったのです。

さて、私は普段ビール・ワイン・日本酒などのいわゆる醸造酒が主戦場で(笑)、バーに来るといつも何を飲もうか迷ってしまいます。そもそも、カクテルの名前をあまり知らないので、オーダーする時は名前が合ってるかどうかすら不安になります(笑)。

この時もそんな感じで迷っていると、友人がバーのマスターに「何かおすすめはありますか?」と聞いてくれました。するとマスターは「うちはジンの品揃えが豊富だから、ジンはおすすめですよ。」と答えてくれました。そこで、私たちはジントニックを頼むことにしました。

ちなみに、私の中でジンと言えば、

タンカレーや、

ビーフィーター、そして、

ボンベイ・サファイアぐらいのイメージでした。

ところが、マスターが後ろの棚から出してくれたジンは、どれも見た事がないものでした。私が「このお店には何種類ぐらいジンはあるんですか?」と聞くと、「約70種類以上です。」との答えが返ってきました。「70種類!?」、私はその品揃えの豊富さに驚いてしまいました。そもそも、そんなに沢山の種類のジンがある事自体知りませんでした。

そんな中、私がジントニック用に選んだのはこちらです。

ジャパニーズクラフトジン ROKU(ロク)です。

これはサントリーが造っているジンで、伝統的なジンに使われる8種類のボタニカル(ハーブやスパイス)以外に、日本ならではの6種類のボタニカル(桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒、柚子)を使って造られた日本の魅力が詰まったジンです。

私の中では、クラフトジンと言う呼び方がある事も知らず、ましてや日本のジンにもあまり馴染みがなかったのですが、マスターいわく、今日本ではジンブームを起こそうとしているのだそうです。私は興味津々で、「どういう事ですか?」と聞くと、「つまり、ウイスキーの代わりにジンを売っていきたいんですよ。」と教えてくれました。

みなさんもご存じの通り、近年はウイスキーブームでウイスキーの在庫切れや販売終了などが話題になっています。ウイスキーは、蒸留した原酒を数年間熟成させないと商品化出来ない為、すぐに増産する事が出来ない商品です。一方のジンは、簡単に言ってしまうと、蒸留したアルコール度数37.5度以上のお酒に、ボタニカル(ジュニパーベリーは必須)のフレーバーを付けたものなので、ウイスキーのように時間がかからずに造れるのです。

この話を聞いて私は納得しました。確かに、ウイスキーの代わりにジンが流行ってくれれば、ウイスキーの抜けた穴を補いつつ、需要が増えれば増産体制も取れる、まさに救世主になりえる訳です。そう言えば最近、こんなCMを見ました。

サントリー ジャパニーズジン 翠(SUI)です。

「それはまだ、流行っていない。」というキャッチコピーが、今後のジンブームを仕掛けている感じが伝わってきます。そして、ジンをソーダで割った飲み方の提案は、今から10年以上前にウイスキー需要を喚起するために同じくサントリーが仕掛けた「角ハイボール」のそれと重なります。今後、ジンが日本の市場にどのような影響を与えていくか、注目していきたいと思います。

いかがでしたか?と言うわけで、今回はジンにまつわるお話でした(笑)。ちなみに、タイトルについての詳しい解説は有料部分にまとめたので、全く意味がわからない方、もしくは懐かしいなあって思われた方はご覧になってみて下さい(笑)。そうそう、肝心の「ROKU」のお味ですが、やはり普通のジンで作ったジントニックとは違って、余韻に山椒由来のスパイシーさや柚子の香りなどがあり、どことなく和を感じるとても印象的な味わいでした。みなさんも、たまにはクラフトジンを飲んでみてはいかがですか?

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