本物の”プラズマ”で作られたライトセイバー(動画の紹介)
皆さんは”プラズマ”を聞いたことがありますか?
映画スターウォーズに出てくる武器ライトセイバーの設定では、
光の刃の部分が”プラズマ”でできています。
この記事はプラズマの簡単な説明と、
本物のプラズマで作られたライトセイバーの動画を紹介します。
動画をすぐに見たい方は、この記事の最後の方をご覧ください。
プラズマとは?
私たちの身の回りにある物質は温度によって、固体・液体・気体の3つの状態に変化します(例:氷、水、水蒸気)。
気体をさらに温める等エネルギーを与えると、気体の原子から電子が飛び出し、電子やイオンが自由に飛び回る状態になります。
この電子やイオンがまとまって存在している状態を、物質の第4の状態”プラズマ”と呼びます。
よく知られているプラズマとしては、蛍光灯の明かり、ガスバーナーの炎、稲妻、オーロラ、太陽など意外と身近なものが多く、大抵は光を放っています。
もう少し正しいプラズマの定義は下の4つになります。
- プラス・マイナスの荷電粒子群を含んでいる
- まとまり全体で、ほぼ電気的な中性が保たれている
- 1種類以上の荷電粒子の群が不規則な運動を行っている
- 荷電粒子同士が力を及ぼし合う平均の距離よりも、大きなまとまりになっている
プラズマの発生方法と応用例
工業的、実験的なプラズマの発生方法と応用例です。
20世紀後半に行われた核融合の研究成果を元にプラズマの応用が進み、現在に至ります。
ちなみに上に出てきた光るプラズマの写真は、
ガラス管の中の気体に高周波の電力を与えてプラズマを発生させています。
本物のプラズマで作られたライトセイバーの動画
James HobsonさんのHacksmith Industries (YouTube)の動画です。
色々なものを焼き切っています!ぜひご視聴ください
参考文献
- 小沼光晴、「プラズマと成膜の基礎」、日刊工業新聞社、1986年
- 堤井信力、「現代のプラズマ工学」、講談社、1997年