仮想通貨を知らなくてもわかるモナカードの解説

いきなりブロックチェーンとか言われても意味不明だと思うので、仮想通貨を知らない人でも概要がわかるように解説してみます。
あくまでも仕組みの解説なので、具体的な操作などは詳しく解説してれている記事がネットにはあるのでそっちを参照してください。

初級編

仮想通貨が何かわからない人はここから読んでください。

モナカードを簡単に言うと画像を投稿するサイトです。運営の規模は全然違いますが、まずはPixivとかニコニコ静画みたいなものだと思ってください。
これらの画像投稿サイトと違うのは、人に画像を送ったり、売ったり、他のサイトに送ったりできることです。この普通の画像投稿サイトと異なる機能はブロックチェーン技術によって実現していますが、ブロックチェーンが何なのかはひとまずどうでもいいので忘れておきましょう。

上記のような普通の画像投稿サイトと異なる機能が特徴なので、モナカードを始める動機としては人にプレゼントしてみたい!売ってお小遣いを稼ぎたい!などがあると思います。

モナカード以外にもっと儲かりそうなサイトもありますが手数料がすごく高かったりするので初めはモナカードで雰囲気や仕組み知ったうえでほかのサイトでもっと稼ぐというのもありだと思います。

中級編

人に画像を送るとはどういうことでしょうか?
仮想通貨では人それぞれアカウントのようなものを持つことができます。自分を表す文字列が割り当てられますので、そこに送信を行うとそちらの人に画像を送ったことになり、そちらの人のアカウントに画像が表示されます。

画像を売買するとはどういうことでしょうか?
ブロックチェーンの力で画像を任意の値段で出品することができます。例えば100MONAで出品する操作をすれば、気に入って買ってくれる人から100MONAが送られてきます。MONAとはMonacoinのことでモナカードでは残念ながらMONAでしか売買できません。MONAは日本の多くの取引所で扱われているのでその取引所を開設して現金化しましょう。現金化は非常に簡単ですよ。

他のサイトに画像を送るとはどういうことでしょうか?
Pixivからニコニコ静画に画像を送ることはできないと思いますが、モナカードなら対応するサイト同士で送りあうことができます。これもブロックチェーンにより実現されています。例えばモナパレットというサイトからもなぱちゃんというサイトに自分の画像を送ることができます。

Twitterで画像を配ることができる!
↑で説明したように、ほかのサイトに画像を送ることができます。モナカードに対応したサイトはいくつもあるのでその中で一番面白いサイトを紹介しておきます。モナパちゃんというサービスでここに画像を送るとツイッターで配布することができます。詳しい説明は省きますが、ツイッターで自分の画像がどんどんもらわれていく様子はきっと楽しいものになるはずです。

上級編

モナカードが普通の画像投稿サイトとどのように違うのかは何となくわかってもらえたと思いますので、仕組みを解説しておこうと思います。本当に初めての人はここを読むより実際に使ってみて、体験したほうが早いと思います。
知識不足によりMonacoinやモナカードを失う可能性があるので、自信がつくまでは失ってもよい規模で始めるようにしましょう。仮想通貨はすべてが自己責任の世界なので厳しいですが救済はありません。

モナカードを知る前に、仮想通貨の代表であるビットコインについて解説してみます。ビットコインは今までのデータベースと違い全世界で正しく共有できるデータベースのようなものです。この仕組みのおかげでBTCをいろんな人と送りあうことができています。
ビットコインはデータベースのようなものなのでBTCを送る以外にも、自分で好きなデータを書き込むこともできます。この仕組みを応用したのがカウンターパーティーという自分のコインを勝手に作り出して送ることのできるシステムです。

ビットコインのシステムにそっくりなモナコインというシステムがあります。このシステムでもカウンターパーティーを改造したものが動くようになりました。モナコインというデータベースの上でも自分のコインを勝手に作り出して送ることができるということです。これをモナパーティーと呼びます。

モナパーティーで発行されたコインのことをトークンと呼びますが、言っちゃ悪いですがこのままではトークンは電子くずです。もしqwetyuトークンとかいうわけのわからないものをもらっても嬉しくないしむしろ迷惑ですよね。トークンは何かしら役割がないと無価値だということです。

モナカードはトークンと画像を結びつけることにより、トークンをもらった時に画像をもらったと錯覚することができるサービスです。なぜそのように錯覚するかというとトークンを受け取った自分のアカウントには結びつけられた画像が表示されるからです。
この画像とトークンの結びつけはモナカードのサーバーで管理されておりブロックチェーンとは無関係です。この結びつきに関する情報はすべての人に公開されており、モナカード対応のサイトはこの情報を使ってトークンを画像として表示するのでいろいろなサービスで画像をもらった!と感じることができるわけです。

モナカードを発行するのには手数料がいりませんが、その過程でモナコインのシステムを利用するのでMONAが必要です。トークンの発行、トークンの送信、自動売買の設定などあらゆる操作をするのに必要ですが、とてもとても安いので1MONAくらい持っておけばしばらくは問題ないでしょう。また、トークンを発行するときに50XMPが必要になります。XMPはどこにも上場していないので、Dispenserという自動販売の仕組みを使ってMONAで購入しましょう。

何をするのに何を知らないといけないか

LEVEL0 モナカードの雰囲気を感じてみたい!
→モナカードのサイトに行ってどんなカードが登録されているのか見てみましょう。
https://card.mona.jp/explorer/all_cards

LEVEL1 モナカードをもらいたい!
→モナパちゃんの仕組みを調べてTwitter経由でもらってみましょう。
→モナパレットで自分のアカウントを作る方法を調べて、誰かから送ってもらいましょう。
必要なもの:なし

LEVEL2 モナカードを作りたい!
→モナパレットで自分のアカウントを作る方法を調べて作ってから、次はモナパレットでモナカードを発行する方法を調べましょう。
必要なもの:XMPとMONA

LEVEL3 モナカードを売りたい!
→モナパレットが使えるという前提で、モナパレットでDispenserという自動売買機能の使い方を調べましょう。
必要なもの:MONA

LEVEL4 Twitterで配布したい!
→モナパちゃんの仕組みを調べてTwitterでみんなに配ってみましょう!
必要なもの:MONA

※MONAやXMPを買いたい!
→Twitterで乞食をするか、仮想通貨取引所で買いましょう。XMPは仮想通貨取引所で売ってないのでモナパレットのDispenser(自動売買)で買いましょう。

Q&A

取りこぼしてそうな説明を書いておきます。

Q. モナカードを作るのは簡単ですか?
A. 初めての人は面倒だと思いますが、慣れたら結構簡単です。初めが大変かもしれません。

Q. 儲かりますか?
A. お小遣い程度ならみんなボチボチ稼いでます。トータルで数万円レベルなら稼いでる人はそこそこいると思います。トータルで数十万円レベルもいるかも?もちろん素敵なイラストや写真などを用意できなければお金を稼ぐことはできません。イーサリアムの方は桁が違うので一攫千金狙うならそっちですね。

Q. 損したりハッキングされたりしますか?
A. すべての仮想通貨に共通していますが、パスワードを抜き取られたり、忘れてしまったりするとすべて失って二度と元に戻らないので注意しましょう。入れた以上のものがなくなることはないですよ。

Q. 変なことしちゃったらどうしよう?
A. 常識的に利用していれば問題ないと思いますが、Pixivなどとは違いお金が直接絡むので著作権や肖像権などには十分配慮しましょう。もし人のイラストを盗用したりしたら最悪の場合には犯罪者になってしまうかもしれません。

Q. なぜそれなりの価値がついて売買されているのかが理解できません。
A. ほとんどの人が良く分かっていません。例えばソーシャルゲームのキャラクターを10万円かけてゲットできた時、そのキャラクターの価値はいくらでしょうか?少なくとも無価値ではないですよね。10万円かけたから5万円くらいの価値はあってほしいですね。でもよく考えてみてください。普通の売り切りゲームなら最強のキャラクターも0円でゲットできますよ...。このキャラクターは10万円の価値があるといっても誰も認めませんよね。
う~ん、どうしてソシャゲのキャラクターは何万円もの価値があるような気がしたのに売り切りのゲームの最強キャラクターは価値がほとんどないように感じてしまうんでしょうか?大きな違いはいくら払って取得したかです。100万円の値がついてるNFTを買ったら100万円くらいの価値があると錯覚するでしょう。世の中そんなもんです。まじめな話みんなの幻想が価値を作り出すってことはあると思います。

Q. モナカードのシステムの寿命はどのくらいですか?
A. せっかくカードを作って遊んでいてもモナカードが終了してしまったら...と思うと不安ですよね。仮想通貨の世界には似たようないわゆるNFTと呼ばれているシステムがいろいろとありますが、どのシステムも寿命の問題を抱えていると思います。
まずモナカードを3つの要素に分解します。トークン、画像、トークンと画像を結びつけるデータの3つの要素があります。
「トークン」はMonacoinのチェーンが破壊されない限りは存続しますので、かなり寿命は長いのでそんなに心配はしていません。
「画像」はImgurというサーバーに保存されていますが、このサービスが終わってしまったり不具合があると画像が消えてしまいます。念のため別のサーバーにバックアップを取っていますが、モナカード消滅リスクの一つだと考えてください。いわゆるNFTと呼ばれるほかのサービスではIPFSという仕組みを利用して画像を保存しているところが多いですが、こちらも結局のところ保存するサーバーがなくなってしまうと消滅するので必ずしもIPFSのほうが優れてるとは言えません。IPFSの場合はプラットフォーム側が同時に消えないようにする仕組みを構築していると思うので、そう簡単には消えないと思いますが仕組みが存在している以上はそのプラットフォームの寿命に依存しているとも言えます。
「トークンと画像を結びつけるデータ」はモナカードのデータベースに保存されています。そのため管理者が死亡ししばらくたつと消滅する可能性があります。しかし、これらのデータは公開されていることに加えて管理者死亡の場合は引き継ぐことも許可されているので引き継ぐ方がいれば消滅は回避できます。

Q. イーサリアム上に移せますか?
A. 移せる日が来るとうれしいですがわかりません。

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