Monacoinで良く勘違いされていること
Twitterなどで見られるMonacoin関連で勘違いされている知識の正誤を書いておこうと思います。Bitcoinでも被る知識もあると思います。投資をおすすめするわけではありません。
・マイニングの計算力が足りないから承認できるトランザクション数が少ない
→1ブロック当たりで承認できるトランザクション(容量)は決まっていますので計算力とは関係ありません。そもそもトランザクションが正しいかどうか検証するのに計算力はほとんど必要ありません。
・開発が止まっている
→Monacoinは基本的にLitecoin(Bitcoin)をベースに特有のパラメーターや機能を加え独自の進化をしたコインです。一部特別な機能もありますが積極的に独自の機能を作るということはやっていません。保守に関しては、ありがたいことにLitecoinやBitcoinに問題が起きると追従して修正されています。それ以外のバージョンアップについても同様です。そのため今のところ開発が止まっているということはありません。
・51%攻撃を受ける可能性がある
→マイニングできるコインはすべて51%攻撃を受ける可能性があります。そういう意味ではMonacoinが51%攻撃を受ける可能性はあるでしょう。残念ながら過去にそういった攻撃をうけたことがあります。しかし現在は幸運にもASICが普及し同じアルゴリズムを持つ競合の心配がなくなったことで過去に受けた方法での51%攻撃をすることは極めて困難になりました。
※過去に受けた攻撃が51%攻撃か似た手法の別の攻撃かは定かではありません。
・昔は1円以下で購入できた
→Monacoinは始まってすぐに3円程度のアマゾンギフト券などで取引され1円以下のような取引は個別のレアケースを除いてほとんどありませんでした。開始直後から比較的高値で取引されていた通貨だと言えます。
・ひろゆきがマネーロンダリングするために開発された
→今ではこんなこと言っている方はいませんが、2014年頃は本気で言っている方がいて面白かったです。ちなみにひろゆき氏はもらったMonacoin全部なくしたそうです。
現在のMonacoinは使用上の問題はなく安定して使える仮想通貨だと評価することができます。以上です。