新しいSNS Concurrent(コンカレント)のはじめかた
皆さんは普段どんなSNSを利用していますか?やはりX(Twitter)を使ってますか?それともFacebookやInstagram、Threads、Bluesky、Nostrに移行しましたか?
ご存知の通り私はthe Nostrにいるのですが、それとは別にもう一つ利用しているSNSがあります。それを今回皆さんにご紹介したいと思いました。
その名も「Concurrent(コンカレント)」です。
Concurrentとは
Concurrent.world(以下コンカレント)はMisskeyやMastodonのような連合分散型とNostrのような非中央集権、無責任分散型の中間のようなSNSプロトコルです。
全て一つの秘密鍵/公開鍵ペアによって複数のサーバーに接続できるためインスタンスごとにアカウントを作る必要がなく、そもそもメールアドレスとパスワードが必要ありません。そのかわり、ログインにはシークレットコードと呼ばれる12個の単語を使用します。
また、投稿は全て「ドメインサーバー」と呼ばれる場所に保存されます。ドメインに保存されている限り他者の都合などで自分の投稿が削除される心配がありません。
また、ドメインサーバーは他のサーバーへのエクスポート、インポートが容易に行えるため、現在デフォルトで設定されているConcurrent.worldサーバーから自分の管理するサーバーへ移行させることで投稿の完全な自己管理が可能です。
Let's コンカレント!
ではさっそくコンカレントを始めましょう!
URLはこちら
https://concurrent.world/welcome
まず「アカウント作成」→「IDカードを作成する」で自動的にIDが発行されます。
この文字列は保存したり、覚えておく必要はありません。
次の「シークレットコード作成」が一番大事です。
シークレットコードは12個のひらがな単語または英単語です。どちらか片方の12単語だけ保存しておけば十分ですが、ひらがな単語と英単語どちらからでもログインが可能なので心配な人は両方とも保存しておくといいかもしれません。
シークレットコードは後で確認することもできます。[設定→プロフィール]
その場合は入力した方の単語が保存、表示されます。
(例:ひらがな単語でログイン後、ログアウトして再度ログインする時に英単語を入力するとプロフィール欄のシークレットコードは英単語のものが表示される。)
かならず1から12の順番どおり保存してください。
!注意!
シークレットコードは変更不可能です。
もしどこかに流出してしまった場合、二度とその鍵ペアは安全に利用できません。注意しましょう。
「シークレットコードの確認」で12単語を入力します。必ず順番通りになるように気をつけましょう。
「ドメインサーバーの選択」を行います。
現在は開発者のととがんま氏が個人で運用されているConcurrent.worldサーバーをお借りすることになるので名前(ハンドルネーム推奨)とメールアドレスを登録します。
(※Concurrentは現在開発中のため、予期せぬトラブルが起きるかもしれません。その際の連絡先として登録を行います。)
最後にプロフィールを設定します。
usernameが名前
discriptionが自己紹介欄です。
アバター、バナー画像はURLに変換してから貼りましょう。
これで一通りの登録が終わりました。
ようこそコンカレントの世界へ!
次は具体的な利用方法を説明します。
まず最初の画面がこれです。
GoExploreもしくは画面下部のコンパスマークから「ストリーム」と呼ばれるタイムラインを探しに行きます。
最初は「arrival lounge」に参加しましょう。
とりあえず「arrival lounge」をデフォルトのストリームに設定します。
ストリームは他にも複数あります。コンカレントの開発情報やその日食べたもの、イラストなどジャンルごとの投稿に分かれており「タイムライン」と「チャットルーム」の間に近いかもしれません。
ストリームごとにリストを作り、複数のストリームをまとめて見ることも可能です。
メニュー→リストの+ボタンでリストを作成し、
ストリームの追加ボタンからリストにストリームを追加します。
また、同時に複数のストリームに投稿することが可能です。
以上がコンカレントを始める手順になります。
他にも紹介したい機能があるのですが、長くなるのでまた次回に持ち越したいと思います。
コンカレントは現在開発中の出来立てホヤホヤSNSでありながら強い魅力と様々な可能性を感じるプロトコルだと思います。
今後実装される機能として「プライベートタイムライン」や「activitypub連携」などが予定されているそうです。楽しみですね!
あなたが技術者ならGithubで開発に参加することも可能です。
あなたもコンカレントに触れてみませんか?
以上、逆砂 参角でした。