BTCを使い回してチャネルを開く前編 satoshiの利用は計画的に
使い回し
知ってる人も多いと思いますが使い方次第では有用だったりするので参考までに
Lightning Network(LN)のルーティングに参加するには2つ以上のノードとチャネルを開くところから始まります。例としてRedBearノードが10,000,000sats保有しノードSとCにチャネルを開き、
このままだとバランスとしてアウトバウンドしかなく、一方的な送金しかできない為まだルーティングは発生しません。
そこでチャネルのインバウンドを増やしルーティングできるようにします。開いたチャネルSから自分のLN wallet(LN型のBlue walletなど)へ送金することでチャネルSのアウトバウンドが減り、代わりにインバウンドが生成されます
これでバランスは
インバウンドも得られルーティングできる最小条件がそろいました。
送金時のチャネル指定
チャネルSを通って送金するのを指定するにはRide The Lightning(RTL)のFirst Outgoing Channelを使います。RTLはUmbrelのApp Storeで手に入ります
RTLのlightningからtransactionsを選択し、Send Paymentを選択
このFirst Outgoing Channelに自分の開いたチャネルたちが出ますので任意に選べます。
紫の○の部分は手数料の設定でFixed Limitが無難です。これなら大きい金額を入れても最安の手数料を探しますのでほぼこれ一択になると思いますたぶん。
BTCの用意
チャネルを開く度にBTCが必要となり複数のノードとチャネルを開くとなると当然多くのBTCが必要になります。BTCをたくさん持っていて、しかもガンガン使える勢いなら無尽蔵に投入できますがやはり大事なBTC。節約しながら色々試してみたい人もいると思います。
インバウンドだらけになるおそれもありますが、1つの方法としてBTCを使い回してチャネルを開くやり方を紹介します。
やっと今から本題
流れ
- 目的のノードとチャネルを開く
- ナイスハッシュのアカウント開設
- 「2」で開設したナイスハッシュの自分のアカウントへLNでBTCを送金(ノードAを経由させる)
- ナイスハッシュから自分のノードへオンチェーンでBTCを送金
- 「1」へ戻る
一連の流れを自分のUmbrelを使って説明したかったんですが最近壊してしまいました。それでショボいイラストで説明します。これでも十分伝わるかなと思っています😜
ところでナイスハッシュを使う理由は送金手数料の安さであり、2022年4月の時点ではまだまだ安いです。今後手数料体系が変わる可能性もありますので注意してください。
それとLN送金してからオンチェーンで戻すやり方はロクヨウさんが既に紹介しているのでぜひ読んでみてください。
LNのルーティングの日本語による情報はspotlightが最多ですね最高です
ここから長くなりますので続きは後編に。