【写真】純喫茶探訪 - 神田 ラフレッサ、ショパン-
仕事でお世話になっている方が純喫茶がお好きでその良さを熱弁されているポッドキャストを聴いたら色々と発見があった。教えていただいた喫茶店を中心にここ暫く色々と開拓している。
ラフレッサ。以前に店の前を通った際、佇まいが気になったお店だったが今回お勧め頂いたお店の一つで来訪。
鬱蒼としている。植生からも年月が。
色褪せ具合がそそる
ツルテカした新日本橋のオフィスビルの谷間に
一回では味わいつくせない世界
元々学生時代をこのあたりの学生街で過ごしたこともあり、時代を感じさせるお店にグッとくる。人の手垢と意地が堆積した空間。
バターがたっぷりで朝の干上がった身体に沁みる。
薄暗い純喫茶の照明が落ち着く。陰翳礼讃の軸線の上。
元々カレー屋が好きで色々開拓していたのだけれども、流行りのお洒落カレーを見るたびに何か違うともやもやしていた。喫茶の世界を教えていただき、なるほどどちらかと言えばこちらや懐かしの洋食屋の手垢の付いた感じや複雑な世界観が好みなのだと納得感が得られた。
サッと手に取る常連の方々の振る舞いにも歴史を感じる。
寂びから感じられる手触り、古びた道具や建物の息遣い。
たまらんウルトラマンだ
手書き
曇りガラスに閉じた静かな時間
朝の陽が瑞々しい。
そして仕事を終えた後は、ショパン
神田やぶそばを訪れた際に見かけて記憶に残っていた店 フォントがたまらん
質量とテクスチャ感
薄暗い店内と光の反射が気持ちいい
確かにショパンが流れている
光の拡散具合
滲むレンズを持ってくればよかった
ブレンドが驚くほど濃厚で美味しい
反射と微睡むボケを存分に味わう
またパンを食べる奴(うまい)
それぞれの喫茶店におかれる置物の個性が楽しい
床の痛みもまた心をくすぐる
長い時間と人の意地が積み重ねた複雑なものの価値を愛でることも大事にしたい。