2020年10月の暗号資産ニュースまとめ【仮想通貨の定点観測】
こんにちは。
秋も深まり朝晩は冷え込むようになってきましたね。今日は2020年10月の仮想通貨ニュースを紹介していきたいと思います。
前月のニュースはこちらから。
(参考記事)2020年9月の仮想通貨ニュースまとめ【仮想通貨の定点観測】
今月のニュース
個人的に心が動いたニュースを何本か取り上げたいと思います。
Paypalが仮想通貨売買に参入
今月一番の衝撃ニュースはこれです。
Paypalが仮想通貨売買に参入。全米2600万店舗で利用可能に!
米国の決済大手のPaypalが仮想通貨の売買および決済に本格参入することがわかりました。これによってPaypalの決済システムを利用する全米2600万の店舗で仮想通貨決済が可能になる見込みです。
Paypal内で売買可能な仮想通貨は以下です。
- BTC
- ETH
- BCH
- LTC
今後取扱銘柄は増えていくことでしょう。仮想通貨のビジネス利用がますます発展していきそうです。
BitmexのCEOが逮捕される
BitmexCEOのアーサー・ヘイズが米司法省と米商品先物取引委員会によって告発され拘束されました。
Bitmexは香港拠点のBTCのデリバティブ取引の老舗取引所です。
記事によると、BitmexがKYC/AML(本人確認/マネーロンダリング対策)に関するルールに違反したことから訴えられたようです。
アーサーはかなりの大物でBitmexの自社ブログは多くの仮想通貨愛好家に読まれています。今回の逮捕でBitmexの影響力低下は避けられないでしょう。最近はFTXという取引所が頑張っているので世代交代しそうですね。
スクエア(SQ)が53億円分のBTC購入
3つ目のニュースはこれです。
スクエア(Square)が53億円分のBTCを購入したことを発表しました!
スクエアはNY証券取引所に上場する一流企業です。お店のレジのPOSシステムなどを開発・販売していますね。
上場企業が仮想通貨を購入することは経営責任に直結します。先日米国のMicroStrategy社でもBTC購入を発表しましたが、米国の経営者は果敢にリスクをとっていてすごいなと思います。
ちなみにスクエアの社長はTwitterの現CEOでもあるジャック・ドーシーです。社長が同じである以上、考え方も同じはず。Twitterでも仮想通貨関係のサービスが発表される日もそう遠くないかもしれませんね。
TAOTAOがSBI傘下に。
こちらはドメスティックな話題ですが、TAOTAOがSBIグループに入ることになりました。
TAOTAOはyahooJAPANの親会社のZホールディングスの傘下でしたが、SBIと株式譲渡が成立したようです。
国内の仮想通貨取引所は正直言って停滞気味なのでこれを機会に盛り上がるといいですね。
おまけ|Harvest Financeがハックされる
おまけです。DeFiを手掛けるHarvest Financeがハッキング被害に逢いました。
被害額は2400万ドルで、記事によると無担保融資(フラッシュローン)の脆弱性を利用して攻撃されたようです。今回のハッキングにはUniswapが利用されたことも報告されています。1日の取引高が1.48億ドルから20億ドルまで急増したそうです。
UniswapはKYC(本人確認)が不要なので、マネーロンダリングに悪用されてしまった形ですね。この点はDeFiの負の側面かもしれません。
余談ながらHarvest FinanceはHarvest.ioとは別物です。ややこしいですね(笑)
おわりに
以上、仮想通貨ニュースでした。
ここ最近にかけて仮想通貨の存在感がいっそう増してきているように思います。飛躍の一年になるといいですね。
有料部分ではニュースというか最近のトレンドについて取り上げてみました。
DeFi関係に興味のある方はぜひご購入いただけると嬉しいです。
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