「あのICOは今」MediBlocがゲイツ財団の感染症対応研究コンソーシアムに参加
こんにちは!MissBitcoin Maiです。最近海外ではDeFiブームで凄い盛り上がってますね!DeFiブームは2017年のICOブームを思い出させます。という事で...「あのICOは今特集(?)」をやろうと思います。今日ピックアップするのは私がアドバイザーをしているプロジェクトの1つ、MediBloc。
MediBlocをご存知ない方のために簡単な紹介を
MediBlocはブロックチェーン技術にもとづく医療データプラットフォームです。彼らは医療産業の発展を促し人々の生活の質を向上させることを目指しています。ウーリソア(Woorisoa)小児病院、漢陽大学病院、慶熙大学歯科病院、ソウル大学病院など国内外の大病院と契約を締結して、概念実証を実施したり、2019年マイデータビジネス(My Data Business)と、科学技術情報通信部内の準政府機関である韓国情報サービス局が後援する2019年医療関連政府タスク(Health Care related Government Tasks)に選定され、2019年11月にはブロックチェーンにもとづく実損額保険金請求アプリMediPassをリリースしています!
covid-19とMediBloc
ブロックチェーン技術にもとづく医療データプラットフォームを運営しているからには、コロナがキッカケで何かポテンシャルを発揮し、社会に貢献してくれたら嬉しいな!と思っていたのですが、期待を裏切らず彼らは前進していました。
MediBlocが、韓国最大の通信事業者KTとビル&メリンダ・ゲイツ財団が共同出資する研究コンソーシアムに加わりました。
コンソーシアムでは、3年をかけて「AI、ビッグデータ、通信データ拡散経路予測調査などのICT技術を利用した感染症の自己診断」に関する研究を実施するそうです。このコンソーシアムは、MediBlocとKTの他に、高麗大学病院、韓国科学技術情報研究院(KISTI)、モバイル・ドクター(Mobile Doctor)が参加しているそうです。因みに総出資額はゲイツ財団とKTが半分ずつ拠出し、合計で120億ウォン(約10億円)になる予定との事です。
KTとMediBlocは医療データ交換システムの設計と構築に力を注いぎ、ダイナミックな同意システムを利用してより高度なパーソナル・ヘルス・レコード(PHR)制度を推し進めていく予定。ブロックチェーンネットワークなどのネットワークの安定化を進めて、個々人間での医療データの共有をより円滑にすることも目指しています。MediBlocのブロックチェーンネットワークと患者同意サービスを利用したデータ共有システムも開発する予定だそうです!
まとめ
韓国では、他国のような厳しいロックダウンはせず危険なスポットに照準を定め他の地域の人々の生活やビジネス活動に大きな制限をかけない戦略をとってきました。コロナ感染が最近再拡大している国々では感染経路が特定できないケースの割合が50%を超えているのに対し、韓国では8%程度にとどまっている(参考:2020年7月27日 Bloombergより)そうです。このような韓国の革新的なICT技術と新型コロナウイルス感染症を抑え込むうえでの対応能力にゲイツ財団が信頼を寄せたんですね。個人的に、このコンソーシアムの中にブロックチェーン✖️医療の分野でMediBlocが選ばれた事は大変嬉しく思っています。
今後、このキッカケを生かし、ブロックチェーンの力で医療をより良いものにしていってもらいたいと祈ってます!MediBlocの今後の活躍も応援したいと思います!読んで頂きありがとうございました!
最後に・・・
ブロックチェーンが医療業界にもたあす恩恵について、もっと詳しく知りたい方は、是非、あたらしい経済さんが実施してくれた、Proof Of Talkをお読みくださいね!
ブロックチェーンが医療業界にもたらす恩恵 PoT #04-1 水島洋×コ・ウギュン(メディブロック)
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