第72回ビットコインとか勉強会レポート【Avalanche編】
2022年12月8日にビットコインとか勉強会を行いました。
↑お一人目、松岡さんのSymbolの発表についてはこちら
お二人目は仮想戦士ロイさん( @RoiSarak )にAvalancheについてお話しいただきました。
パブリックチェーンのデメリット
1. 法的コンプライアンス
2. UI/UXの悪さ
3. 電気代などの環境問題
4. 開発ツールの少なさ
過去のチェーンの考え方
・相互運用性はほとんどない
・パブリックチェーンが十分にスケールできない
・プライベートチェーンの規格がバラバラ
時代はマルチチェーン
・複数のレイヤー1やレイヤー2がスケーラビリティを解消
ブリッジハッキングが相次いだ。
スマートコントラクトは危険では? 巻き戻りを平然と行うチェーンが出てくるなど、名ばかりの分散性。
これからのチェーンの考え方
・トークンのブリッジは行わない
・別のチェーンのNFTを認識できる
商品のレシート、クーポンなどをERC721などのNFTとして発行し、他社の商品やサービスと簡単に連携
KYCなど法的なコンプライアンスに対応できる
ユーザの資産はパブリックチェーンを利用するが、サービスを受けるにはプライベートチェーンを利用
第三者型クロスチェーン通信規格
・Chainlink CCIP
・Axelar Network
・LayerZero
・Multichain
Axelarはブロックチェーンを認証するためのブロックチェーン
プロトコル型クロスチェーン通信規格
・Cosoms IBC
・Avalanche Subnet
・Polkadot XCM
Avalanche Subnetの特徴
1分以内にEVMチェーンを簡単に立ち上げ可能
1秒以下のファイナリティ
Solanaよりも早い
Avalancheは無制限にバリデータを追加しても処理速度が落ちない
事業規模に合わせたインフラ拡張ができる
金融機関でAvalancheサブネットの利用例がある
ソシャゲのGREEもAvalancheを利用
Avalancheサブネットはバリデータノードが様々なコンソーシアムチェーンのバリデータを務めることができるのが特徴です。
EVM載ってますし、エンタープライズでの利用例が増えてきそうなチェーンだと思いました!