「懸念」という呪い

つぶやき。ポエム。TL;DR

「主語は小さく」が、つまらぬ炎上を防ぐ常道ではあるのですが。本稿では、あえて主語をボカします。なぜならば。ここで扱う「呪い」は、特定の誰かに罹っているのではないからです。日本全体に、薄ぼんやりと、強固に罹っています。

日本語話せるのに日本語読めない方々のために敢えて確認しておきますが、罹っているのは日本全体です。特定のコミュニティでもなく、ましてや特定の誰かでもありません。

無職業者BOTは暗号資産特化型の ASIC みたいな単機能 BOT です。しかし、なかのひとは、それなりに "日本初" なるものに関わってきました。片手の指の数をちょっと超える程度ですが。なので、この呪いが見えます。

さて、日本において、誰かが何か新しいこと…特に技術的な…を試みたとします。

ここで必ず掛かってくる声があります。暗号資産関連に限りません。恐ろしいほど全方位で、同様の場面が見られます。

他の類似サービスのことは知らんけど、運営者がしっかりと法的問題がないことを専門家なり規制官庁なりに相談するんだよ!

…なにが問題なのか、分かりませんか? ならば、ご愁傷さま。あなたは「呪い」に罹っています。

心配し懸念を表明するのは、常識的な大人の反応? そうですね。

ですが。知りも調べもしないで、技術者に技術以外の負荷を掛けて平然としているというのは、無責任なのですよ。大人のふりをした無責任。または大人(主語が大きい)ってものは無責任であるのが宿命、なのかもしれませんが。

新しいことを試すには、技術的な能力だけでは足りません。法規制やら商習慣やらに対処する能力が要ります。この全てを備えるのは、相応のコストが要ります。それを無邪気に要求していることに気づいていない。この態度は、イノベーションを阻害するのに十分です。

一応確認しておきますが。「先駆者は、法規制なんて考える必要はない」なんて半グレみたいなことを主張するつもりは全くありません。モナパーティの開発運用に対し、どうすれば合法性の訴求ができるのかを悩んできた経緯は、過去何回か Spotlight で振り返りました。

ただし、それを無邪気無責任にふんわりと要求するのは、イノベーションにおいて阻害要因でしかありません。

ではどうすればよいか。無邪気や無責任を捨て、あと一歩の協力をする態度を示せばよい。

別に全面協力である必要はないでしょう。

繰り返しになりますが。技術主導の新しい何かが市場参入にあたって、大抵の場合、さらなる技術力は要りません。必要なのは、技術力以外の参入障壁要素への処し方。判りやすいのは法令による規制です。または、先行事例の研究。これらは概ね技術力以外の要素が必要になります。

無邪気無責任に空っぽな懸念を表明している人々にでも、というか、むしろそういう人々の中に向く人が居るかもしれない要素です。

他の類似サービスのことは知らんけど、

を軸にして「大人」を擁護する意見が出がちなのは、まあ解ります。

ただ、ちょっと考えてほしいのです。類似サービスの研究は、どこが参入障壁で、どう回避できるのかを見積もるための、最短の近道です。MBA の授業では「ケーススタディ」なるものを沢山行うようですが、さすが、頭の良い人たちは良く解っています。賢者は歴史に学ぶ。

それもやらずに、新しいサービスに対し、底の見えないコストだけ押し付けているとしたら。しかも当人はそれに気づいていない、としたら。たぶん悪意はない。むしろ善意。

これこそ「呪い」ですよ。

この「呪い」は、薄ぼんやりと深く日本に染み付いていて、世代が一巡するくらいでは消えないかもしれないと諦めそうになるときもあります。でも、断続的にイノベーションが群発したこともある国でもあります。ウザがられてもお気持ち表明するべきときは表明する必要があると思っています。

なお、「IchiGo ちゃんの法的リスク(FUDじゃないよ)」は、モナパーティ(およびエコシステム全体)が無邪気無責任ではないことの表明として書きました。これ別に技術者じゃなくてもできるはずなのですけれどもね。技術者が技術以外のことに時間を取られ、イノベーションは遠のいていく…。

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