思い出のバー#1

思い出のバー#1

みなさんこんにちは。みなさんはバーはお好きですか?私は、バーの非日常的な雰囲気がとても大好きです。まるで自分が役者にでもなったかのように、普段とは違う自分を演じて楽しんでみたり(笑)、飲んだ事のないお酒との新たな出会いがあったり、色々な楽しみがバーにはあります。

煌びやかな街中にあるバーなんかは、その前を通るたびに今日はどんな雰囲気なのかをついついチラ見してしまいますし、仕事の帰りなどに普段と違うルートを通った時、住宅街の中などに思いがけず漏れるバーの光を見つけた時には、少しワクワクした気持ちにもなります(笑)。今回は、そんなバーの思い出について書いてみたいと思います。

そもそも、私がバーに興味を持つようになったのは、以前も少し書きましたがイギリスのパブに行ったことがきっかけでした。当時19歳の私にとってそこは大人の世界で、こんな空間があるんだとカルチャーショックを受けました。そして、日本でもあの雰囲気を味わいたいとバー探しを始めたのです。

そして、最初に見つけたのが名古屋の栄にある「ジガ―バー」と言うサントリーが運営しているバーでした。当時は名古屋の大学に通っていて、栄にはよく行っていたのですが、栄をぶらぶら歩いている時に偶然見つけました。

お店の外観からして正統派バー的な感じがして、落ち着いた内装と照明が作り出す大人な空間に興味をそそられました。しかし、私一人ではなかなか入る勇気がなかったので、一緒にイギリスでパブに行った友人を連れて行きました(笑)。

店内に入ってみると、思った通りのオーセンティックなバーで雰囲気も良く、すぐにお気に入りのお店になりました。それからは、必ずその友人との待ち合わせにはこのバーを使うようになりました。私のお決まりのパターンは、ミックスナッツをつまみながらパナシェというビールをレモネードで割ったカクテルで友人を待つというスタイルでした。そして友人と合流し、彼も一杯飲むと次のお店に行くと言う感じでした。待ち合わせにバーを使う自分たちはなんて大人なんだろう、って当時は思っていました(笑)。

さて、次のバーも名古屋のお店です。こちらのお店は、繁華街からは離れた住宅街にあるのですが、たまたま私が家に帰る途中で寄り道をした時に見つけました。周りにはお店もなく、街灯の薄暗い明かりしかない中で、路地を曲がると突然温かみのあるやわらかい光が目に飛び込んできたのを今でも覚えています。

さっそくお店の前まで行くと、店名にロンドンパブの文字を発見!中の様子を確認したところ、まさにイギリスで行ったパブのような造りで、雰囲気もとても良さそうでした。これは絶対に行かなければ!と思ったのですが、やはり一人では入る勇気がなかったので、またまた先ほどの友人を連れて行く事にしました(笑)。

そのお店はオープンカフェのような造りになっていて、通りに面したテラス席がありました。

ちょうどこんな感じです(これはイメージです(笑))。

そして店内にはカウンターがあり、外国のドラフトビールのサーバーがいくつも並んでいました。ちょうど夏だったので私達はテラス席に座り、夜風にあたりながらドラフトビールを飲む事に。もう銘柄は忘れてしまいましたが、とても美味しかったのを覚えています。

そして、フードメニューにはロンドンパブと言うだけあって、あいつの名前がありました!そうです、

フィッシュアンドチップス!!

私はフィッシュアンドチップスが大好きなので迷わずオーダー!これがまたビールと良く合うんです。そんな感じで友人と楽しく過ごしていたのですが、ここのお店にはもう一つ大きな売りがありました。それは・・・

シガーが楽しめる!!

そうです、ここではシガー(葉巻)が楽しめるのです。私は昔からタバコを吸わない人間なのですが、シガーに関してはちょっとだけ興味を持っていました。そこで、ここは勢いでシガーもオーダーする事に。しかし、当然何の知識も持っていないのでここは背伸びする事なく(笑)、正直に初心者である事を伝えると、マスターはとても丁寧にシガーの選び方から吸い口のカットの仕方や吸い方、それによって味わいが変わる事などを教えてくれました。

私達は、取り敢えず教わった通りにプカプカとシガーを楽しむ事に(笑)。正直細かい事まではよくわかりませんでしたが(笑)、それでもタバコのように肺に煙を入れる訳ではないので私でも吸う事が出来、鼻から抜ける煙の何とも言えない良い香りと、その煙を見ながらゆっくりと過ぎてゆく時間、そしてシガーをプカプカやってる自分たち自身に酔いしれていました(笑)。

それからは、その友人と最初に見つけたジガ―バーで待ち合わせをして、一杯飲んだらロンドンパブに移動して、最後はシガーを楽しむと言う流れが出来上がりました(ジガ―とシガーなので少しややこしいですが(笑))。ちょうど大学在学中だったのでそこそこ通ったのですが、卒業してから何年かして、久しぶりに行ってみるとお店は閉店していました。場所も少し路地裏にあり、静かにお酒とシガーを楽しめる隠れ家的なバーだったのでとても残念です(どこかに移転して今でもやっているならまた行ってみたいなあ)。

と言う感じで、これからも個人的に思い出のあるバーについて書いてみようかと思います。まあ、このシリーズにも需要があるようには思えませんが(笑)。それにしても、今のようにスマホが無い時代の話なので、記憶はあっても記事に載せる写真がない(笑)。こうやって考えると、今は便利な時代になったなあとつくづく思います。もしシリーズが続くようなら、徐々に写真も登場するかと思います(笑)。

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