マニアックワイン会 ~前編~

マニアックワイン会 ~前編~

みなさんこんにちは。ちょうど今から2カ月ほど前に、昔からのワイン仲間と久しぶりのワイン会を開催しました。場所は、浜松にある「三幸」さんと言う豆腐料理をメインにしているお店で、友人とここの大将が知り合いで、しかも大のワイン好きと言う事もあって、ワインは持ち込みのお料理はお任せと言うスタイルでいつもお世話になっています(大将、いつもありがとうございます!)。

さて、今回のワイン会は、持ち込むワインを全て私が用意する事になりました。そこで、まずはいつものように・・・

スパークリングワイン(シャンパン)からスタート!こちらは、「パイパー・エドシック」と言う歴史あるシャンパーニュ・メゾンが出掛けるシャンパンで、実は今回同席している友人から私のワインショップの開店お祝いにいただいたもの。これはみんなで飲もうと決めていたので、今回はちょうど良い機会でした。香ばしい酵母の香りに綺麗な泡と酸味、やっぱりシャンパンは美味しい!そして・・・

お料理もスタート!前菜に始まり・・・

お刺身の盛り合わせが登場。美味しいお料理とワインの登場で、一気に場が楽しく賑やかな雰囲気になりました。・・・さて、ここまではいつものワイン会と同じなのですが、実はここから急にマニアックな方向へと向かいます(笑)。続いて私が用意したワインは、こちらの・・・

「ブライトウォーター・ヴィンヤーズ ソーヴィニヨン・ブラン 2012」。ニュージーランドのネルソンと言う産地で造られる白ワインなのですが、このワイン、産地も品種も全くマニアックではありません(笑)。では、一体何がマニアックなのでしょうか?その答えは、・・・バックラベルにあります。

こちらがそのバックラベル。・・・一見すると特に変わった部分はないようにも見えますが・・・実は、普通ならあるはずのものがないのです!それは・・・日本語表記のラベル!通常、日本に流通しているワインには必ず日本語での表記が入ったラベルが併記されています。しかし、このワインにはそれがないのです。・・・つまり、どういうことかと言うとこのワイン、実は・・・

私が現地で買って来たものなのです!しかも、日本に輸入されていない事も確認しているので、このワインは正真正銘の日本未入荷!さらに、今から10年以上も前のワインなので、そのマニアック度はかなりのもの(笑)。おそらく、日本でこのワインを飲んでいる人はほとんどいないんじゃないかな~(笑)。

さっそく開栓してみると、開けたては長期間密閉されて酸素不足だった事による還元状態で、香りもあまり立たずに少し還元臭と呼ばれる硫黄のようなスモーキーさもありました。しかし、徐々に酸素と触れ合う事で柑橘やパッションフルーツにハーブのような爽やかな香りが復活!味わいも、少し落ち着きはあるもののフルーティで爽やかなニュアンスがあり美味しい!そして、余韻に心地よい苦味が少しあったのですが、味見をしてそれに気付いた大将が「この苦味にはこれが合うよ」と言って・・・

急遽ふきのとうの天ぷらを用意!ふきのとうの苦味と風味が、このワインの苦味やハーブ感とよく合うんです!さすがは大将、ワインへの造詣が深い!

続いて用意したワインは、こちらの・・・

「アッシュウェル・ヴィンヤーズ シャルドネ 2011」。ニュージーランドのマーティンボローと言う産地で造られた白ワインですが、実はこちらも・・・

日本未入荷の現地で購入したワイン!ここは、直接ワイナリーまで行く事はなかったのですが、町の中心部にあるこちらの・・・

ワインセンターで試飲をした中から選んで購入しました。このワインも、開けたては少し還元状態でしたが、すぐに樽由来の香ばしい香りに白桃などのストーンフルーツの香りが立ち上がり、まろやかでコクのある味わいが美味しかったです!

その頃お料理は、焼き物と・・・

ホタルイカの天ぷらが並んでいましたが、特にこのホタルイカの旨みと、このワインが持つ香ばしさとしっかりとした味わいが良く合いました!また・・・

甲殻類と樽を使ったシャルドネの相性は抜群なので、海老の天ぷらとのペアリングも鉄板でした!

さて、続いて登場したワインがこちらです!

「シテラ バーンズ・リザーブ 2010」。こちらは、西オーストラリアのスワンバレーにあるシテラワイナリーが、同じく西オーストラリアの銘醸地マーガレット・リバーのブドウを使用して造ったワインで、こちらも・・・

日本未輸入のレア物。しかも、縁があって当時、現地在住の日本人向けに開催されたシテラのワイン会に参加して、ワインの説明などをした事からオーナーのバーンズさんと仲良くなり、そのお礼としていただいた思い出のワインでもあります。

ここのワイナリーにはレストランも併設されていて、敷地内にはチャペルもあるので、ブドウ畑の中で結婚式も挙げられる素敵な場所でした(また行きたい!)。

それはさておき、肝心の味わいは、カベルネ・ソーヴィニヨン100%(おそらく)で造られたフルボディのスタイルですが、マーガレット・リバーはフランスのボルドーに近い気候のため、このワインにも果実味だけではない少しクラシックな上品さと、熟成からくる落ち着いたニュアンスもあって美味しかったです。・・・きっとこのワイン、そこそこのお値段するはずです(笑)。バーンズさん良いワインをありがとうございました!

さて、これですべてのワインが登場した・・・訳ではなく(笑)、実はこの後にもワインが登場するのですが、そのワインと言うのがこれまで以上にマニアック(笑)!そこで、この続きは後編として、そのワインにフォーカスしてお届けしたいと思います。ぜひ、後編もお楽しみに(これは本当にマニアック過ぎますよ~(笑))!

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ワイン、日本酒、音楽、サッカー、アウトドア好きです。お酒にまつわる面白い話を書いています。また、ネットでワインショップ「LIFE WITH SAKE & WINE」をオープンしました。10%オフクーポン「open2021」(お1人様1回有効期限無し)ご用意したのでぜひご覧下さい!

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