印象に残る羽生マジック、5二銀!
小学生のころプロ棋士を目指していたこともあり、最近では趣味で将棋を観戦しています。その頃に一番印象的だった羽生善治棋士のある1局についてご紹介します。 平成元年のNHK杯にて、ヒフミンこと加藤一二三棋士との対局です。加藤先生は棒銀を得意としている棋士です。 序盤、中盤と加藤先生が有利に駒を進めており、そろそろ終盤に入りかかろうとした時でした。 羽生先生の鬼手「5二銀」!!! これを見た解説者の内藤先生もつい「うぉおおおおお!やった!!!」と唸ってしまいました。 この5二銀、ぱっと見ると金や飛車でただで取られるように見えるのですが、実はこの一手で勝敗が決まってしまったのです。 金もしくは飛車でこの銀を取ってしまうと、先手が1四角と打って頓死してしまうのです。 加藤先生は仕方なく、4二玉と寄る一手。 以降、6一銀不成、2九歩成、2八歩、3九と金、3二金まで後手投了となりました。 たった一手で形勢逆転してしまい、あっけなく決着がついてしまいました。この一局がもう衝撃的過ぎて小学生だった私は夜も寝れなくなってしまいました。 以下に、Youtubeから解説動画のリンクをアップしておきますので、是非みてみてください。