手づくりナンとオールインワンスパイスカレーのキーマ風カレー

手づくりナンとオールインワンスパイスカレーのキーマ風カレー

はじめに

 先日オールインワンスパイスカレーのパフォーマンスがなかなかなだと記事にしました。

表参道スパイス研究所の製品には姉妹品があります。トマト缶と豚ひき肉がいっぺんに手に入ったので早速そのうちのひとつをナンとコラボしてつくりました。

キーマ風カレーなるもの

 今回、選んだのは「シビ辛薬膳カレー」。「疲れた身体に」とパッケージのサブタイトルがあります。ちょうど1週間の仕事のあとの休日で、ゆっくりとカレーでも作るかという気分になりました。時間があるので手づくりナンをくわえてお昼用に。

前回の記事でふれたように、このシリーズは短時間で本格的なカレーが味わえるというコンセプト。材料を準備して鍋に放り込んでいくだけ。もちろん火を使いますが。

姉妹品の今回の薬膳カレー。25分間で本格的なカレーができあがります。材料(3人前)は豚ひき肉300g、トマト缶200g、水300g、本品1袋。以上です。これをほんとに鍋に入れてぐつぐつと中火5分、沸騰したのち弱火で20分間。

乾燥物です

 原材料を見ると、玉ねぎ、塩、にんにく、しょうが、コリアンダー、クミン、カイエンペッパー、オールスパイス、花椒、シナモン、カルダモン、フェンネル、胡椒、クローブ、ローリエ、マスタード、その他香辛料とあります。

このうち畑で栽培した経験のあるものが、玉ねぎ、にんにく、しょうが、コリアンダー、クミン、フェンネル、クローブ、ローリエ、マスタードです。ほかにもカレーによく使うウコンなども作っていて、台所にはクミン、シナモン、胡椒があります。

しかしそれをブレンドしてまとまった味に仕上げ、乾燥、製品に仕上げるのはさすがに個人の手に負えません。たとえると絵の具のセット。これを持っていてもよい絵画ができるわけではありません。やはり専門家に任せるべき領域かと。

ここまで調理を簡略化できるのはさすがです。

そして、ナン

 今回はあまりにカレーに手がかからないことから、ナンを小麦粉から手作りしました。クラシルのレシピを利用しています。

各材料をしゃもじでこねて一度発酵させるだけ。ステンレスのボウルと木のしゃもじ1本でできます。あれぇ~しゃもじを使うの?と思いの方が多いはず。手でこねていいのですが、手にまとわりつく粉をいちいち洗うのがめんどう。木のしゃもじならば適度な力加減でよくこねられます。

電子レンジの発酵機能を使おうとしましたが、うちの(1987年製造のNational製NE-A740、Panasonicではありません)は最近ガタが来ていて操作がめんどう。そこで窓の外をみると快晴。それっとばかりにボウルにラップして外に持ち出し車の助手席に安置。じゅうぶん30℃以上あります。

ほかの家事などをしていると発酵完了(30分ほど)。よく膨れておりすでに食パンのかおり。イーストに感謝。4等分してまるめ15分ほど休ませます。

粉を打ちつつ涙型に引き伸ばし、サラダ油をひいてあたためておいたフライパンへ。ふたをして2、3分ほど弱火、膨れてきてひっくりかえしてふたをせずに2分弱でできあがり。

ナンとカレー

 ナンはもっちり感じゅうぶん。あっさりしていますが小麦の風味がじゅうぶん味わえます。この感じがキーマ風のカレーとよく調和しています。ごはんといっしょに食べてみましたが、やっぱり油で焼いたナンのこんがり感との相性のほうがよいと感じました。

このカレー、ひと口含んだときはあっさりしているなと思いきや、遅れてじんわりと辛みと奥深い香辛料の味わいが広がってきます。そしてゆっくりと体があたたまってきます。このほんわりと温まった感触はわたしの場合、食後30分ほどつづきました。(追記:作り置きはさらに辛みが増しました)

おわりに

 薬膳カレーと銘打っていますが、とくにそのたぐいの効果は期待せずにカレーそのものとして楽しみました。原材料に香辛料やハーブをたしかにしっかり使っていることはあじわってみると実感できます。

めったに市販品をとりあげて記事にしないのですが、2度までもとりあげてしまいました。このカレーに関しては現代人の生活によく合っていて、くわえて燃料と時間の節約など合理的な考えに基づいてつくられていると感心しています。

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