夏の赤ワインは温度に注意
みなさんこんにちは。少し前の休日、またいつものレンガ職人(DIY)の友人から、川遊びに誘われました。すぐに支度をして私が彼の家に向かうと、彼は・・・
いつものようにレンガ作りの真っ最中でした(笑)。彼いわく、庭の通路部分をレンガで敷き詰めたいらしいのですが、一度に作れるレンガの数には限りがあるので、全部敷き詰めるまでには相当な時間がかかるはずです。彼の根気とマメさには感服します(笑)。
さて、レンガ作りも一段落したようで、いよいよ川へと向かう事になりました。今回は、以前ご紹介した「八角形の納豆」ではなくて、いつも私が使っているスポットにしました。
実は、遠くに「八角形の納豆」も写っています(右上辺りです)。この日は日差しも強くて暑かったので、泳ぐのにはちょうどいい天気でした。しばらく泳いだり浮かんだりしてリラックスした後、私達は彼の家に戻りました。
そして、ここからは秘密基地のガレージにて軽く飲む事に。いつもは暑いのでビールをチョイスするのですが、今回は泳いで体が少し冷えたので赤ワインを飲む事にしました(川の水ってけっこう冷たいんです(笑))。
今回は、友人が知り合いから貰ったフランスのボルドーワインをチョイス、さっそく一口飲んでみると、程よい果実味があり、渋みの滑らかさもあって美味しいのですが・・・
さすがにワインの温度が高過ぎる!
この日の気温は30℃以上あり、ガレージはシャッターを全開にしてありましたが、ほぼほぼ外と変わらない環境です(笑)。そのため、ワインの温度も外気温と同じくらいで、まず口当たりが生温かい(笑)。
さらに、アルコールの揮発感が強くなり過ぎていて、香りが立っていると言うよりも「もわ~ん」と言った鼻にまとわりつく感じに(笑)。また、温度が高いほど人間は酸味を穏やかに感じるので、ワインの酸味がぼやけて全体的なバランスが崩れているように感じられました。
そこで・・・
赤ワインを冷やす事に。みなさんは、赤ワインは「常温で飲む」なんて話を聞いた事はありませんか?この赤ワインも言ってみれば「常温」な訳ですが(笑)、実はあの「常温」とは昔のヨーロッパの室温の事であり、温度で表すと大体16~18℃ぐらいの事なのです。
つまり、この時の「常温」は飲み頃温度よりもはるかに高い温度だったのです。あまり赤ワインを冷やすイメージはないかもしれませんが、時と場合によってはこのように赤ワインも冷やす事が必要になってくるのです。
さて、これでワインの温度も下がり香りや酸味のバランスが良くなったので、改めて乾杯をしました。
ちなみにおつまみは・・・
黒糖かりんとう!
実は私、赤ワインに黒糖かりんとうを合わせるのがけっこう好きなのです!意外と思われるかもしれませんが、黒糖の香ばしい風味と甘みに赤ワインの果実味と樽の香ばしさが同調するんです。
さらに、お抹茶のような渋みや苦みのある飲み物が和菓子と合うように、赤ワインの渋みや苦みも黒糖かりんとうとはよく合うんです(おまけに外観の色もペアリングしています(笑))。
黒糖かりんとうをかじりながら、赤ワインを飲み、ふと空を見上げると・・・
夏の夕暮れの空。なんかいい時間だな~って余韻に浸っておりましたが、よく見ると写真の真ん中に写っている木はなんとユーカリ(笑)。友人が育てているユーカリなのですが、ユーカリって背が高く伸びるんですよね。日本の風景の中にオーストラリアを感じる、なんとも不思議な空間でしたが、いい休日になりました。
みなさんも、この時期に赤ワインを飲まれる際には、ぜひ温度に注意してみて下さいね。ただ、赤ワインは温度が低すぎても今度は渋みや苦みを強く感じてバランスが悪くなるので、軽めの赤は14℃前後、重めの赤は18℃前後、ぐらいを目安にするといいかと思います。