宇宙ワインとは?

宇宙ワインとは?

みなさんこんにちは。みなさんは「宇宙ワイン」と言うものをご存知ですか?以前、「宇宙酒」については少し触れた事がありますが、宇宙ワインについては私もつい最近その存在を知りました。宇宙ワインとは一体どのようなものなのでしょうか?

2019年11月、ルクセンブルグの宇宙ベンチャー企業であるスペースカーゴ社と、ボルドー大学のブドウ・ワイン科学研究所(ISVV)が協力をして、ワインのボトル12本とブドウの穂木320本を国際宇宙ステーションに持ち込みました。目的は、宇宙空間でどのような変化が起こるのかを実験するためです。

そして、宇宙空間で438日と19時間を過ごし、今年の1月14日に無事に地球へと帰還しました。これが宇宙ワインです。

この宇宙ワイン、ただ宇宙に行ったと言う話題性だけではなくて、他にもいろいろと驚く内容があるのです。まずは、その持ち込まれたワインの銘柄が「ペトリュス2000年」だった事です。このペトリュスは、フランスのボルドー地方の赤ワインなのですが、とても有名で高級なワインとしても知られています。その価格は、1本約65万円(笑)。しかも、12本持って行ったそうなので、単純計算でも780万!

さらに、この宇宙ワインの1本が競売大手クリスティーズのプライベート・セールスによって販売されるそうですが、その推定販売価格はなんと・・・

100万ドル(約1億900万円)!!

ペトリュスは、ただでさえレアなワインでしたが、このスペース・ペトリュスはあのロマネ・コンティを抜いて恐らく世界で一番レアなワインになったようです(笑)。

さて、肝心なそのお味ですが、帰還した12本のうちの3本は専門家らによって味わいの変化を確かめるために試飲されたそうです。実は、地上でも同じペトリュスの2000年が、国際宇宙ステーションでの保管と同じ18℃で管理されていて、この地上と宇宙の2本を比較試飲する事で、その違いを確かめたようです。

その結果、ある専門家は、地球に残っていたペトリュスはまだ少し閉じていて、よりタンニンがあって若かったが、宇宙に行ったペトリュスはタンニンがより柔らかくなって花の香りがより多く出ていた、とコメントしました。つまり、宇宙空間では地球とはまた違った熟成が起きた事になります。

この違いに関してある専門家は、地上と宇宙空間での「対流」の差を指摘しました。つまり、地球上では暖かい空気は軽く、冷たい空気は重い事から、両者の間で空気の動きが発生します。これにより、ワインの周辺の酸素濃度は常に一定に保たれています。

しかし、宇宙空間は無重力なので重さがなくなり、この対流が発生しにくいそうです。そのため、ワインの周辺の酸素濃度が徐々に減少していくため、酸化がゆっくりと進むそうです。

ただ、この理論だと宇宙空間のワインの方が酸化熟成がゆっくり進む事になりますが、先ほどの試飲コメントでは宇宙空間のワインの方が熟成が進んだ味わいのようにも感じます。まあ、酸化以外にも熟成の要素(無重力・宇宙線など)はあるので、きっと様々な要因が影響したのでしょうね。今後の研究結果にも期待したいですね!

いかがでしたか?私的には宇宙ワインもそうですが、まずは普通に地球にあるペトリュスを飲んでみたいと思いました(笑)。あと何十年かしたら、宇宙空間で熟成させたワインが普通にリリースされるような時代が来るのかもしれませんね。生きてるうちに宇宙ワイン飲めるといいなあ~。

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ワイン、日本酒、音楽、サッカー、アウトドア好きです。お酒にまつわる面白い話を書いています。また、ネットでワインショップ「LIFE WITH SAKE & WINE」をオープンしました。10%オフクーポン「open2021」(お1人様1回有効期限無し)ご用意したのでぜひご覧下さい!

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