ブドウ栽培日記 #9
みなさんこんにちは。園芸素人の私がブドウ栽培に挑戦すると言うこの企画、前回は強風によってブドウ達が転倒してしまう被害に遭いましたが、その後の様子はと言うと・・・
何事も無かったかのように元気な姿を見せております(笑)。ただ、あの時は気付きませんでしたが、カベルネちゃんの鉢をよく見てみると・・・
水はけ用のスリットの上部が一部裂けていました。転倒した衝撃で亀裂が入ったのか、もしくは北斗の拳のケンシロウみたいに根っこが膨張して亀裂が入ったのか(笑)、いずれにしても問題は無さそうなのでこのまま様子を見る事に。
そして、一番の問題であった日向ぼっこのフォーメーションに関しては、いろいろな試行錯誤を経て・・・
このような形になりました(笑)。転倒のリスクが一番高いカベルネちゃんを重石とアガベによってガッチリガード。そして、小ぶりのシャルドネちゃんをアガベとユッカがガードする4バックシステムです(笑)。しかも、よく見ると・・・
アガベの鉢の上部でシャルドネちゃんをホールドしつつ、前方への転倒を防ぐために奥側にはサボテンがポジションを取っているのです(笑)。4バックの前のアンカー的な役割と言ったところでしょうか(笑)。
それはさておき、実は少し前から気になっている事がありました。それがこちら。
カベルネちゃんの葉っぱですが、・・・どことなく白っぽくないですか?しかも、この1枚だけではなくて・・・
他にも白っぽい葉っぱがちらほら。そして私には、なんとなくこの現象に心当たりがあったのです。それは・・・うどん粉病!
うどん粉病とは、名前の通りうどん粉をまぶしたように白いカビが生え、光合成を阻害したりして放置しておくと枯れてしまう病気です。園芸は素人ですが、ソムリエ試験の問題に出た事があったので、その存在だけは知っていました。
さて、そうなると早めに手を打たなければなりません。そこで、ネットで調べてみると、身近なある物がうどん粉病の対策に使える事がわかりました。それは・・・
お酢!しかも、これを水で薄めるだけ!その名も・・・酢水(笑)!そのまんまです、潔い(笑)!さっそくその酢水を作ってみました。必要なのは・・・
水とお酢(小瓶に入れ替えました)、そして計量用に重宝したのが・・・
これ!某咳止め薬の計量カップ(笑)。実は、酢水の分量が水500ccに対してお酢が30ccとなっているのですが、さすがにそんなに沢山は使わないはず(笑)。そこで、1/10の分量で作る事にしたのですが、普通の計量カップでは3ccは計れない(笑)。そんな時に、この某咳止め薬の計量カップが役に立ちました!
まずは、3ccのお酢を容器に移したら・・・
水50ccを同じく容器に移して・・・
あとは混ぜたら完成!こんなに簡単にうどん粉病対策の薬が作れるとは。しかも、一応オーガニック栽培をしているので(笑)、お酢なら安心して使えます。
さて、通常ならこれをスプレー容器に移して、葉っぱに散布して使うようなのですが、いざ使おうと思ったら・・・まさかのスプレー容器が無い(笑)!そこで・・・
今回は、ティッシュを使って直接塗布する事に。
ティッシュに酢水を染み込ませたら・・・
優しく、そして丁寧に拭いていきます。
写真では撮影のために片手になっていますが、実際は片方の手で葉っぱを支えながら拭いていきます。力を入れすぎると葉っぱがちぎれそうになるので要注意です。そして・・・
葉っぱの裏側も念入りに拭いていきます。こうして、一通り酢水の塗布が完成!さっそく見比べてみると・・・
ビフォーからの・・・
アフター!おお、白っぽいのが取れてる!
こちらも、ビフォーからの・・・
アフター!おお、綺麗になってる!酢水のパワー半端ないな(笑)。
と言う事で、とりあえずはうどん粉病の対策は施しました。あとは、このまま病気を発症せずに成長してくれる事を願うばかりです。ただ、本当にこれがうどん粉病だったのか(笑)、そもそもただ単に白く汚れていただけなのでは(笑)、答えはわかりませんが、しばらくは様子を見守りたいと思います。あと、今回はブドウの木1本だったのですべて手作業で塗布しましたが、ブドウの本数が多い場合はこの方法はおすすめしません(笑)。大人しくスプレー容器を購入しましょう(笑)。それでは、次回のブドウ栽培日記もお楽しみに!