今年の田植え
今年の田植えもようやく終わりが見え始めました。
昨年に続き、今年も手で植えています。
田んぼに入って手で田植えをしていると、通りすがりの軽トラのスピードが私たちの田んぼの辺りからゆーっくりになって、運転席を見るとかならずおじさんがおったまげた顔をしているので面白いです。
私たちの田んぼや畑は、人間がその圃場の様子を見ながら手を加え、
そこにいる生き物や土壌の菌の力をかしてもらい作物を育てていく実験の場です。
通常田植え機では、一箇所に3〜4本植えてその苗が20本ほどまで分けつすると言われますが
苗と苗の間隔を広くとって、手で苗を一本づつ植えることにより、イネの根によって通常よりも土が深いところまで耕され、これを何年も続けていくうちに
肥料を使わなくても、一本の苗が百本ほどに分けつする土壌が作られていくのだそうです。
江戸時代のころには、少ない苗でより多くの米を収穫できるよう農民たちは試行錯誤し、競い合っていたとも。
今年は田んぼ全面ではなく、4分の1ほどを1本で植えてみましたがどうなっていくのでしょうか。
毎年記録に残して、私たちの田んぼにあった土作りを模索していきたいと思います。
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今年も、モリアオガエルやイモリ、イトトンボやコオイムシなどいろんな生き物に出会えました。
昨年に続き、早朝にはトンボが羽化する姿もみることができます。
私たちの田んぼが生き物たちにとって暮らしやすい環境であるのなら
それは何よりも嬉しいことです。
田植えもあと残りわずかです。
体を痛めないように入念にストレッチをしつつ・・・、どんな生き物に出会えるのか楽しみにしながら今日も田んぼに向かいます。