『詳解ビットコイン』で独学する際に頼りになるGemini Notebookの利用方法
いやはや皆さま、こんにちは。カブトコインと申します。
「ビットコインの技術面の勉強をしたいと思って書籍を買ってみたものの、分からないことが多すぎて挫折した」という経験はないでしょうか。
私は滅茶苦茶あります。
おかげで本棚は積ん読だらけです。
ビットコインについて分からないことを調べるためにGoogle検索をしても基本、英語のサイトばかりが見つかります。
日本語でヒットした情報があったとしても、さらに分からない用語が出てきて、その言葉の意味を調べるために延々と検索を繰り返す「Google検索の無限列車編」状態になってしまうのも、あるあるネタじゃないでしょうか。
「この非効率な学習サイクルをどうにか改善できないか!」ということで、生成AIの力を借りてお勉強をしようというのが今回の記事の趣旨となります。
■この記事の概要
ビットコインの技術書『詳解ビットコイン』は、原著(Grokking Bitcoin)自体がオープンソースとして公開されています。
https://github.com/kallerosenbaum/grokkingbitcoin

本記事では、この原著を元情報としてGemini Notebookに設定し、「『詳解ビットコイン』の英語版の内容に基づいて、日本語で回答してくれるAIアシスタント」を作成する手順を紹介します。
■メリット
Gemini Notebookは、質問に対して「登録した情報源に基づいて回答する」ことを基本としているため、生成AIにありがちな事実に基づかない回答(ハルシネーション)が起きにくいという特長があります。
書籍を読んでいて分からない箇所を、書籍外の知識で補われてしまうと、その解説がどこから来たものか読み手には分からず、迷子になってしまいます。
情報源が明確なのは、その点で心強いポイントです。
■完成形

画面の構成について左から、ソース、チャット、Studioとありますが、今回はソースとチャットのみを用います。使い方はGemini Notebookのソースに原著(Grokking Bitcoin)のURLを入れて、分からない箇所の章を指定して質問するだけですね。
基本的な使い方は、チャット欄に質問を入力するだけです。「どの章の、どの言葉が、どのように分からないのか」を具体的に書くと、回答の精度が上がります。

また、回答部分にマウスオーバーすると、元情報のどこを参照して回答したのかがポップアップで表示されます。

■準備物
・元となる書籍である『詳解ビットコイン』の日本語版
(紙の本・電子書籍どちらでも可。これを読みながら分からない部分をGemini Notebookへ質問します)
https://www.oreilly.co.jp/books/9784873119083/

・Googleアカウント
読書のお供として利用する程度であれば、Gemini Notebookの無料版で十分かと思われます。
より多くの質問をする場合は、有料プランの利用をご検討ください。
https://one.google.com/intl/ja_jp/about/google-ai-plans/
・原著の情報
詳解ビットコイン(Grokking Bitcoin)のGithubの情報を元に、すべてのコンテンツと画像をつなげたサイトのURL
(今回はこの情報を元に設定します)
https://rosenbaum.se/book/grokking-bitcoin.html

■Gemini Notebookの設定方法
Googleアカウントでログインし、右上のメニューから「Notebook」をクリックします。

左上の「無題のノートブック」をクリックし、任意の名前(ここでは「詳解ビットコイン(Grokking Bitcoin)」とします)に変更します。


左ペインの「ソース」にある「+ソースを追加」をクリックします。

画面中央にある「ウェブサイト」をクリックします。

「ウェブサイトとYouTubeのURL」が表示されたら、以下の詳解ビットコインの元情報のURLを枠内に貼り付け、「挿入」をクリックします。
https://rosenbaum.se/book/grokking-bitcoin.html

中央のチャット画面に、読み込ませたURLの概要が表示されたら完成です。

■動作確認
画面をスクロールすると、自動的に複数個の設問が挙げられているので、任意の設問をクリックします。

回答が表示されたら問題なく動作確認完了です。

■注意事項
・原著に載っていない情報の回答は得られない。
原著・日本語版とも2019/2020年に発行されているため、Taproot(2021年有効化)の説明は掲載されていません。
あくまで「読書を補完するための生成AIである」という意識を元にご利用ください。
■応用編
この仕組みを応用することで、ビットコイン関係の書籍でオープンソース化されているものがあれば、同じ仕組みで読書の補助の仕組みを作れるかと思います。
- Mastering Bitcoin 第3版(CC BY-SA 4.0、2023年刊):https://github.com/bitcoinbook/bitcoinbook
Taproot以降をカバーし、実装寄りの深掘りに使える - Mastering the Lightning Network(CC BY-SA 4.0):
https://github.com/lnbook/lnbook
■最後に
独学で技術書を読むのって、なかなかツラいですよね~。
なので挫折を繰り返すよりも、生成AIの力をうまく活用することで、ビットコインの理解力を上げていければこれ、生活も楽しくなるってもんです!
~以上~




