LNBIGでインバウンドチャンネルを買う

こんにちは。せっかくBitcoinのフルノードを建てたので、Lightning Networkで遊んでます。

Lightning Networkでこちら側からチャンネルを開くと、その時点ではRemote Balance : Local Balanceが0:100となります。そのため、こちらから支払いをすることはできますが、支払いを受けることはできません。

十分にRemote Balanceがないと支払いを受けられないので、こちらが他のLNウォレットに送金するか、相手にチャンネルを開いてもらうことでRemote Balance : Local Balanceが100:0の別のチャンネルを作る等の方法を取る必要があります。

そこで、LNBIGという、手数料を払うことで相手側からチャンネルを開いてもらえるサービスが役立ちます。

ということで、早速私もLNBIGを使ってチャンネルを開いてもらおう!と思ったのですが、何個か引っ掛かるところがあったので備忘録を残しておきます。

https://lnbig.com/#/open-channel にアクセスして、チャンネルの容量を指定して、手数料をLNで支払ったところ、よくわからないQRコードが出てきました。

調べてみたところ、これはLNURLと呼ばれるもので、ウォレット等がサポートしていれば、読み込むだけでチャンネルを開けるようでした。

しかし、c-lightningは対応していなかったので、何個かの手順を踏む必要がありました。それを以下に記載します。

①LNURLをデコードする

LNURLは、bech32でエンコードされているため、

LNURL1DP68GURN8GHJ7UM9WFMXJCM99E3K7MF0V9CXJ0M385EKVCENXC6R2C35XVUKXEFCV5MKVV34X5EKZD3EV56NYD3HXQURZEPEXEJXXEPNXSCRVWFNV9NXZCN9XQ6XYEFHVGCXXCMYXYMNSERXFQ5FNS

のような人間には解読できない文字列になります。そのためまず、これをデコードする必要があります。

デコードにはプログラムが必要ですが、面倒なのでデコードできるサイトを作りました。

https://decode-bech32.dai.gd

デコードすると、URLが取得できます。
(https://lnbig.com/api/v2/oc?xxxx-xxxx-xxxxのような形式)

このURLにアクセスします、そうすると画面に

{
  "uri": "02c91d6aa51aa940608b497b6beebcb1aec05be3c47704b682b3889424679ca490@lnd-21.LNBIG.com:9735",
  "callback": "https://lnbig.com/api/v2/oc",
  "k1": "yyyy-yyyy-yyyyy",
  "tag": "channelRequest"
}

のような文字が表示されます。

URIという文字列の隣に表示されているのは、LNBIGのLNノードの接続情報です。

lightning-cli connect 02c91d6aa51aa940608b497b6beebcb1aec05be3c47704b682b3889424679ca490 lnd-21.LNBIG.com 9735

のようにコマンドを打ち、ノードに接続してください。

接続が完了したら、最後に、

https://lnbig.com/api/v2/oc?k1=k1の横に表示されている文字列&remoteid=自分のLNノードの公開鍵

にアクセスしてください。成功すると、

{ "status": "OK" }

という表示が出ます。

これで無事成功です。LNBIGのノードがチャンネル開設のTxを投げているので、承認され次第チャンネルがオープンします。

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