今日はビール詰めに行くよ
みなさんこんにちは。今回は、僕がオーストラリアにワーキングホリデーで滞在している時に体験したビールにまつわるお話です。とてもユニークな体験だったので今でもよく覚えています。一体どんな体験だったのか、さっそく行ってみましょう!
当時私は、友人が住んでいたシェアハウスによく遊びに行っていました。そして、そのシェアハウスにはリビングに大きな冷蔵庫があり、いつも中には沢山のビールが冷やされていました。
ある時、シェアハウスに行くと冷蔵庫を開けたルームメイトの一人がこの家のオーナーさんに、
「もうすぐ冷蔵庫のビールなくなりますよ。」
と言いました。するとオーナーさんが、
「じゃあ、そろそろビール詰めに行こうか!」
と言ったのです。ん?詰めに行く?最初私は聞き間違えだと思ったのですが、オーナーさんが私に、
「一緒に詰めに行く?」
と聞いてきました。うーん、やはり詰めに行くようです(笑)。不思議に思ったのでどういう事かオーナーさんに聞くと、どうやら近くにビールの醸造所があり、そこでは自分達でビールを詰める事が出来るそうなのです。こんな面白い経験はなかなか出来ないので、私はみんなと一緒に行く事にしました。
流れとしては、まずビールを詰める瓶を自分達で用意します。ここのシェアハウスでは、今までに飲んだビール瓶を捨てずに保管してありました。ですから、様々な銘柄のビール瓶をみんなで車に積み込んでから出掛けます。
そして醸造所に着くと、どの味わいのビールをどれだけの量詰めるのかを決めて、お金を支払います。そして支払いが終わると、ついに夢のような時間の始まりです(笑)。まずは、瓶を洗う洗浄機があるのでそこで持参した瓶を洗浄します。
この写真のように、流しには2つの蛇口があり、片方は洗浄用の蛇口で、もう片方はビールが出てくる蛇口です。手前には、みんなで洗浄し終わった様々な銘柄の瓶が並んでいます。この瓶に、ビールが溢れないように詰めていきます(詰めるのは少し難しいらしいので、ベテランのシェアメイトが務めていました(笑))。そして、詰め終わった瓶は別の場所に持って行き、
このように一つずつ人力で王冠を打栓していきます。映っているのはアサヒスーパードライですが、当然中身は別物です(笑)。そして、手前にグラスが映っていますが、みんな味見と称してビールを飲みながら作業していました。
こうやって黙々とビールを詰めていると、まるで自分達が密造酒でも造っているんじゃないかと言う錯覚に陥ります(笑)。こうして、みんなで分担して作業を続けた結果・・・
これだけのビールを詰める事が出来ました(笑)。瓶を持参して、詰める作業も自分達で行うので、普通にビールを買うよりも安く手に入るのです。
いかがでしたか?ビールは買う物じゃなくて、詰めに行く物なんですね(笑)。日本でも、クラフトビールの量り売りをやっている所があるようなので、ご興味がありましたらぜひ一度詰めに行ってみて下さい!