
ブドウ栽培日記3 #19
みなさんこんにちは。園芸素人の私がブドウ栽培に挑戦すると言うこの企画、前回はついに季節外れの房の収穫を決意しました・・・が、その後年末の忙しさもあって結局収穫をしないままさらに1週間が経過(笑)。そんなブドウ達の様子はと言うと・・・
挿し木のブドウ達はほとんど葉っぱが落ちてしまい、こんな状態になっていました。一方の先輩カベルネはと言うと・・・
こちらも、ほぼ全ての葉っぱが落ちてこのような状態になりました。そして、鉢植えのブドウ達はと言うと・・・
シャルドネちゃんに関してはほぼ全ての葉っぱが落ち、カベルネちゃんに関してもこの1週間でかなり多くの葉っぱが落ちてしまいました。このような、ブドウ樹達の冬支度真っただ中にあって・・・
一際異彩を放っているのがこの房です(笑)。ただ、この1週間で他の実も萎れ始めているので、一刻も早く収穫をしたいところです。・・・でも、ここまできたらあと数日待って年を越してやろうと思い(笑)・・・
ついに翌年の元日を迎えました!写真はブドウ越しの初日の出ですが、北半球ではなかなか見られない光景だと思います(笑)。・・・もし、このブドウでワインを造ったら、ヴィンテージは2025年ってことになるので、おそらく世界一早い今年の新酒(ヌーヴォー)ってことになるのかな(笑)。それはさておき、こうして無事に年も越せたので・・・
いよいよ収穫に取り掛かりたいと思います!周りに葉っぱが全くない状態での収穫は違和感ありますが(笑)・・・
ついに季節外れの房の収穫に成功しました!そして、これまで見せなかった裏側も特別に公開しております(笑)。裏側は日があまり当たらない面だったからか、緑色や赤などまだ黒くなり切れていない実もありました。
さて、こうしてある意味大変貴重なブドウが収穫出来たわけですが、やはり自分だけで味わうのは勿体ない・・・と言うか、ぜひ他の人にもこのブドウの数奇なストーリーを知ったうえで味わってもらいたいと思い、とある場所へと持って行きました。それが・・・
こちら!立派なお皿に乗ると、まるで高級なブドウのようにも見えますが(笑)、実はここは・・・
今年の初めにワイン新年会を行った「apis(アピス)」さんです!この新年会はワイン好き・・・と言うかワインのプロ達が集う会だったので、「今朝収穫したカベルネがあるんですが、興味ありますか?」と聞いたら、全員YESと即答(笑)。ワインのプロ達なので、このブドウの異質さにはみんな驚いていました(笑)。そして、肝心の味わいですが、ちゃんと甘味と酸味、果皮や種子由来のタンニンがあり、さらにはカベルネらしいピーマン香(ピラジンと言う成分由来)も感じられて、これには参加者全員で大変盛り上がりました(マニアック(笑))。私の感覚としては、この房の方が10月に収穫した正規のタイミングの房よりも完成度が高いと感じました。・・・まあ、だからと言って年越しブドウを意図的に造れるわけではありませんが(笑)。こうして、最後の収穫を終えたわけですが・・・
今まで房があった場所に何もないのは少し寂しい感じもします。・・・その後、ブドウ達は冬の寒さに耐えながら・・・
時には吹き付ける雪にも耐えながら(静岡で雪が降るのは珍しいですが(笑))・・・
気付けば季節は2月の中旬を迎えていました。挿し木のブドウ達はこんな感じに、一方の・・・
先輩カベルネはこんな感じになっていました(ほとんど年末と見た目は変わりませんが(笑))。そして・・・
鉢植えのブドウ達もほぼ葉っぱが落ちて枝だけの状態となりました。さて、この時期になってくると必要となってくるのが「剪定」作業です!来シーズンのブドウの出来を左右する重要な作業であり、毎年非常に悩む作業でもあります(笑)。例えば・・・
この場合はどこを残してどこで切り落とすべきか、と言ったことを、樹勢の強さや今後の樹形をどのようにデザインしていくかを加味しながら考えなければなりません。もちろん、素人なのでプロから見たら間違いだらけだとは思いますが、それでも素人なりに色々と悩むわけです(笑)。そんな剪定作業に、次回は取り掛かりたいと思います!そして、いよいよ「ブドウ栽培日記」も「4」へとバージョンアップしますので、ぜひお楽しみに!