【写真】尾道探訪
晴読雨読の日々を送り、気が付けば8月も終わりに差し掛かる。毎週睨みあった週末の雨雲レーダーがようやく広島を橙模様に色づかせたため、灰色の季節感への焦燥を頼りにぐいと重い腰を持ち上げる。
尾道へ一泊二日の小旅行。
5-6年ぶりの尾道。前回は宮島ー呉ー大久野島ー尾道の途中で半日立ち寄りましたが今回はがっつりと。
入り組んだ路地に行くままに吸い込まれる街づくり、振り返ると広がる穏やかな瀬戸内海、青々とした島の緑、目下に広がる人の営み、次々に出迎える古刹と、とても魅力あふれる街だったので一度じっくり回ってみたく再訪。
傾斜のある地域は空き家も多い様子ですが、それも含めて複雑みのあるところが味わい深いです。
どうにか一本に詰め込みたく、量が多くなってしまいましたが宜しければ流し見てってください。
天気に勝っている気配
新幹線の止まる福山から近く、新幹線で作業しながら移動すればあっという間についてしまうのも最高。
地域の商店街の味わい深さ。ここは元気がある。
■丸ぼし
着弾即中華麺
尾道ラーメンちぢれ麵の このスタイルのチャーシューが一番うまい説ある。
沁みる日差し
穏やかな瀬戸内海がとても好きなのですが、ここは対岸に向島があるため特にゆったりと。
ここからカリカリで。夏らしく青々と。
AFレンズで旅行なんて何年振りでしょうか。
しまなみ海道
対岸の造船所もたまらん
ひたすら路地を行ったり来たり、降りたり上ったり。
街の小学校の校舎も趣が。立地の複雑さから耐震基準対応等難しいようで廃校らしい。
錆が似合う街
こんなところで「くちびるに歌を」
逃げられ。
ふらふらしてたら事前に調べてた店を見つけた
志賀直哉の旧邸も近くにあります。(前回訪問済みのため立ち寄らず)
とても回復する眺め
ロープウェイがこれまた絶妙な景観に。
■村上 広島風お好み焼き
・村上スペシャル…たっぷりの砂ずり、イカ天、生イカ
砂ずりとスナメリが頭の中でごちゃごちゃになる
前回乗らなかったロープウェイへ(文学の小道を上がる体力が残っておらず、すがる思いで)
すぐ下に神社があるという面白い立地。ここのクスノキが樹齢900年と非常に立派。
頂上の展望台が今年改修されたようで素晴らしいことになっていました。(色々写真が抜けている…)
みるみる体力が回復する絶景
展望台の歩道からちょっと逸れて降りたところにさりげなく東屋とベンチがあってそこがとてもお気に入り。
千光寺
外観の写真を撮るの忘れるくらい素晴らしい眺め
ご時世柄か、本堂の下にあった売店のお抹茶がなくなっており。汗だくになってからあそこで景色を眺めながらゆるりといただくお茶が最高だったのでまたいずれ。
ふらふらしているとたまに猫に出くわすのですがあまり収められず。
夕飯の予約時間まで海辺でだらだらと。無限に過ごせる。
■宮徳
・地魚のにぎり
・半せいろ
せいろ寿司が売りの地元のお寿司屋さん。
ふっくら暖かく蒸しあがった、あまみが疲れた身体に沁みます。
夜の路地は街灯がないところが多く、傾斜地の移動範囲はかなり限られます。
ここも気になる中華屋。
なお、今回のお宿は節約ビジホでした。
【二日目】
食べ歩きでエネルギー取りつつ、とある喫茶店を狙ってたのですが残念ながら訪問叶わず。
お洒落なカフェも多くありますが、沢山ある古刹や結構渋い街並みですし、入り組んだ造りのおかげもあり、一人旅にも非常に優しい街だと思います。
お。
何か見張ってるようでウケる。
線路と吸い込まれるような小路と。
「一杯のコーヒーに風土、人間が香り立つ。」(ピント)
船で鞆の浦へ。
夏の旅は船に乗りたくなる癖。
案内人のお兄さんが各お客さんにどこから来たか聞いていたのですが、神奈川出身とのことで思わぬ地元の駅名が。こういう偶然の話題も醍醐味。
そして福山経由で帰路に。
帰ってきてかき込む。うめえ。
定期的に瀬戸内海を訪れていますが、改めて穏やかでいい場所だなと。短い旅程ですが凄くリフレッシュになりました。
今度はしまなみ海道を縦断してみたいです。
有料部はご厚意へのおまけ程度に、今回行けなかったお店・お宿の情報です。