名古屋大須名物「ばば天」の由来
名古屋の大須には「ばば天」という変わった名前の天ぷら屋がある。大須観音駅の二番出口から出てまっすぐ歩きGoogleさんに誘導されるまま歩くと着く。
※Googleに投稿されていた口コミから引用しました
このローカルに愛された天ぷらは賛否が分かれる。なぜなら通常と異なりしっとりしているのが特徴だからだ。パリパリを予想して来店するとびっくりする。
しかし、この記事ではメニューの紹介を行いたいわけではないのでこの程度にしておく。検索すればもっと上手いレビューがあるしね('ω')。話したいのはこのばば天の名前の由来だ。
実は最近、といってもコロナ前だが、友人がばば天に訪れたようで語ってくれた。本人は名前の奇妙さが気になったらしく店員に「なぜばば天とつけたのですか?」と聞いたらしい。しかし、答えは聞けなかったようだ(そんなはずは。
検索しても情報が出てこない。幸いにも大須の歴史を知る機会があったので写真に収めた。なのでWebに記録を残す意図を含めて記事にしようというわけである。資料自体は期限付きなのですでに大須からは撤去されている。でも内容は予想できるよね?
由来
天ぷらで有名なばば天は、明治32年に大須の大火跡の五重塔の基檀にテントを張って開店した。創業したのは当時56歳の岡本キンとその夫である。夫が材料を仕入れ、キンが店を切り盛りしていたので「ばあさんの天ぷらの店」というので「ばば天」と呼ばれるようになった。戦前は歌舞伎座や宝生座が近くにあったので芝居を見終えた客で夜遅くまで営業していた。
引用:2014年のパネル掲示「大須の今と昔」
安直だけどばあさんだからばばなのね(知ってた。