テクノの創始者~YMOを語りましょうか!
みなさん、こんばんは、和尚です。
もうもうもう、フリーターの悲しさ、来た仕事はすべて受けてたら、この1週間の唯一といってもいい、自己表現の場であるこのSpotlight、なかなか書けなくてもう金曜日になってしまいましたよ。
次のネタはこれにする!と以前のコメ欄にJNWさんに宣言してしまったので、もう書きたくて書きたくて仕方がなかったのですが、今になってしまいました・・・。
さて。今日は日本の音楽界に多大なる影響を与えたイエローマジックオーケストラ(Yellow Magic Orchestra)。いやいや、世界的にも、マイケルジャクソンやエリッククラプトンがカバーしたり、世界で初めてコンピューターが発するクリック音と同期させてドラムを生演奏したのはユキヒロさんだし・・・あ、あかん、Wikipedia読んでたら、この文章進まへん・・・。
いやね、音楽でやれること何でもやっちまった感があるこの実験的なバンド、とは言いながら、教授はピアノ3歳からやってるし、ユキヒロさんもサディスティックミカバンドで海外ツアーまでやってるし、晴臣さんは、いやいや今PVとか見直してても、サム(親指)ピックでよくぞあんだけリズム取れるな・・・と言うほどだし、三人とも技巧派でプレーヤーとしてもピカイチですわ。さらに書き漏れたんだけど、ユキヒロさんはドラム叩きながらVoも取っちゃうという・・・(一説には晴臣さんが「お前歌えよ!」という噂が)、稲垣潤一やCCBより前の時代ですよ!!
なんせ、私初めて聞いたのが小学生の頃だから、かれこれ40年前になってしまうんですね、これ。若い皆さんに聞きたいんだけど、この曲、時代感じるのかな?
ちょうど、彼らが解散する(彼らは「散開」と言うてた)83年の12月の時、中学1年生。で、武道館で12月の終わりにそのコンサートやったんだけど、NHK-FMでその様子が放送されて、その前でエアチェックしてたのを今でも覚えております。あのカセットテープ、どこへ行ったのかな・・・。
2曲目の5:11から始まる希望の河(Expecting River)を聞いてほしいのよ。ほぼほぼ、YMOの三人楽器弾いてねえな・・・。ドラムのサポートメンバー以外、打込みで済ませてる・・・。当時ビデオなんてねーから、ラジオから流れる曲は生弾きしてるのか、と思ってたけど、実はこういうんだったんだ。しいて言うて晴臣さんだけ律義にシンセベース弾いてるのかな?でもこのベースライン聴くと、イマイチずれがないから多分打ち込みかな。音だけ決めて後の刻みはオートで、って感じかも。
この曲と、教授が娘の坂本美雨(彼女ももうアラフォーだよ・・・)のために書いた「音楽」って曲が、このコンサートの中盤戦のグッとくる曲だったんだけど・・・
で、なんでYMOといえば、ライディーンとかそういう有名な曲とかを挙げないかというと、この30年後のこの曲を聴いてほしいのだ。
知ってる人は知ってる、中田ヤスタカ作曲のこの曲。これ一番最初にきいたとき、
「これは、テクノだわ!」
ていうか、30年前のコンサートを思い出したのよ!
既にこの曲自体7年前の曲なんだけど、絶対、って言いきっていいけど、中田さん、YMO知ってるし、意識してる。「テクノ」っていう音楽の分野をここまで昇華させ「た」バンドってYMOしかねーんじゃないかな、と。
あと、この人ら、やっぱ音楽のこと良く知ってるんだよね。YMOがカバーしてる曲っていっぱいあるんだけど、代表曲で言うと、これ。
はい、これバリバリ、8ビートでロックね。強いて言うたら、コードの使い方がAメロが、Ⅰ→Ⅳに上がるのみで終わり、次にサビで代理コードのⅡ度に行っちゃう、ってところが64年時点では斬新だったはずなんだよね。ボーカル聞いてください、ジョンとポール、シャウトしてます。あ、もっとおかしなコード進行あったわ。
♪to find out I found out ってとこ、Ⅵ→Ⅴの変なコード進行してるわ。
さて、その15年後の79年、YMOが当時世界的に売れたBeatlesを「テクノ」でカバー、真っ向から勝負した結果がこの曲。イントロでピコピコやってると思ったら、いきなりサビのⅥをかます、それも基本的にメジャーキーで・・・。ユキヒロさんのやる気のないボーカルに、感想で鮎川誠(シーナ&ロケッツ)の5弦で弾いたといわれる暴れるギターソロが入る、けどそのソロもテクノに支配されてる。
多分今思うとね、このお三人、Beatlesのコード進行の異様さに触発されて、もうリズムからくっちゃくちゃに崩しちゃって、やってやれ!という気持ちじゃなかったんでしょうか。
ちなみに、私はYMOの方を先聞いてたので、なんかオリジナルにかなりの違和感を持った私です。当然ベースのコピーをしましたが、Beatlesの方を・・・
ひとつだけ、これを書いている合間に考えたんだけど、YMOのコピーと鍵盤って相性いいはずなのに、なんで自分コピーしてなかったのかな、と考えたんですが・・・
その答えは簡単にわかりました。
YMOの次にハマったのが「フュージョン」だったのです・・・Tがついてないときのsquareからハマるわけですが・・・だれもてめえの音楽遍歴聞いてないって・・・
合掌。