ケイジャンチキンで一杯

ケイジャンチキンで一杯

みなさんこんにちは。先日、台所を何気なく見ると、変わった調味料が置かれていました。それは・・・

ケイジャンチキンの素。名前は聞いた事ありましたが、これまで食べた事があるかと言うと、食べた事あったような無かったような(笑)?

そもそもケイジャンとは、北米東部のアカディア地方に入植していたフランス系カナダ人のうち、ルイジアナ州の南部に移住した人々を指す言葉だそうで、この地方の郷土料理の事をケイジャン料理と呼ぶそうです。代表的なものではジャンバラヤがあり、そう言えば昔デニーズで食べた事あったな~と思い出しました(笑)。

そんなケイジャン料理は、スパイスを使った味付けが特徴で、このケイジャンチキンの素にも「唐辛子、クミン、ガーリック、オレガノ、コリアンダー」などのスパイスが使われていました。で、作り方はと言うと、いたって簡単で・・・

鶏肉にこのケイジャンチキンの素をかけて・・・

よく馴染ませたら30分ほど漬け込むだけ。あとは・・・

フライパンで焼くと・・・

ケイジャンチキンの完成です!食欲をそそる独特なスパイスの香りが漂います。さて、こんな美味しそうな料理が目の前にあったら、みなさんなら一体どうしますか?・・・そうです、もちろん飲みますよね(笑)。と言う事で、どんなワインが合うのかを考えてみましたが、これが意外と難しい。スパイシーな料理によく合うゲヴュルツトラミネールの白ワインも悪くないし、果実味やスパイスのニュアンスがあるシラーなどの赤ワインでも楽しめそう。しかし、この日私が選んだのは・・・

アメリカのオレゴン州のワイナリー「A to Z」が造るロゼワイン!品種はロゼには珍しくサンジョヴェーゼを使っていて、赤い果実のジューシーな果実味とキリっとした酸味、そしてハーブなどのニュアンスも感じられるロゼワインです(只今サマーセール中です(笑))

では、なぜこのワインを選んだのか?それは、料理の色が白でも赤でもなくロゼに近いと思ったから(笑)。ちょっと安易なようにも思えますが、料理の色とワインの色を合わせるのは立派なペアリング方法ですし、今回の料理のように白ワインでも赤ワインでも合いそうな時は、実はロゼワインがよく合うんです。日本では、白ワインでも赤ワインでもなくて中途半端って思われている節がありますが(笑)、ロゼワインはとても万能で、使いこなせるようになったらペアリングの幅がグンと広がると思います!

あと、他に選んだ理由としては、ケイジャンチキンと同じアメリカのワインだったからです。やはり、その国の料理とワインを合わせるのはペアリングの鉄則です・・・とは言っても、オレゴン州は西側にあるのに対してルイジアナ州は東側にあり、その距離は3,500キロ近くも離れています。日本列島がすっぽりと収まるぐらい離れているので、同じアメリカと言えどももはやテロワールは全然違うとは思いますが(笑)。

それはさておき、いざ実食!

ケイジャンチキンは、唐辛子の程よい辛さの中に、ガーリックやクミンなどのスパイスの風味が感じられ、チキンの味わいをより引き立ててくれます。そしてこの味わいに対して、ロゼが持つ果実味のニュアンスが辛さをマイルドにしつつ、ハーブなどの風味と同調しながら膨らんでくれるのでよく合います!・・・もう、ロゼを中途半端だなんて呼ばせない(笑)!

いかがでしたか?今回は、ちょっと珍しいケイジャンチキンとのペアリングに悩みましたが、ロゼが持つポテンシャルをいかんなく発揮出来たんじゃないかと思います(笑)。ロゼワインは、今回のようにスパイシーな料理とも相性が良いので、エビチリのような中華料理や、スイートチリで食べる生春巻きのようなアジアン料理とも楽しめます。ぜひみなさんも、ロゼワインとスパイシーな料理で暑い夏を乗り切ってみてはいかがですか?

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