三島で一杯

みなさんこんにちは。ちょうど今から一カ月ぐらい前に、私のワインショップのお得意様であり友人でもある方から、三島での会食に誘われました。ちょうど予定も開いていて、久しぶりの集まりだったので、二つ返事で参加する事に。そして伺ったのが・・・

こちらの「割烹 だいだい」さん。実は、以前にも何度かお伺いした事があるお店で、とにかくお料理が美味しい！この日もどんなお料理が出るのかワクワクしておりました。

店内はこんな感じです。写真は早い時間に撮りましたが、この日も気が付くと満席状態になっていました。さて、この日は彼の友人も交えて4人での集まりとなりました。いつもこちらのお店では、お料理をおまかせでお願いしているので、飲み物を選ぼうとすると、彼が何やら店主さんに合図を。すると・・・

なんと白ワインが出て来ました。どうやら、事前にワインを持ち込みしていたらしく、まずは白ワインで乾杯する事に。イタリアのトスカーナのシャルドネで、果実味に対して綺麗な酸味とミネラル感がバランスを取る上品な白ワインでした（和食に合いそう！）。そして、タイミングよく・・・

お料理も運ばれてきました。まずは・・・

「山東菜とらっきょうのおひたし」と・・・

「蒸し鮑」からスタート。らっきょうのさわやかな風味と食感に、山東菜の味わいが口中にじんわりと染み渡り、また蒸し鮑は、嚙むごとに旨味が滲み出てきます。思わず目を瞑って、味わいの余韻に浸ってしまいました(笑)。続いては・・・

「クロムツの炙りとマコガレイのお刺身」。写真右側は煎り酒で、ねっとりとして脂の乗った味わいのお刺身に煎り酒が良く合い、そして魚の臭みも全くないのでミネラル感のあるこの白ワインとも綺麗にペアリングしました。続いては・・・

「あん肝」と・・・

「生牡蠣」が登場！あん肝はまろやかで濃厚でまったりとした旨味があり、牡蠣はとても新鮮なのでこれまた生臭みが一切なく、クリーミーでプリプリしていて美味しい！もちろん、ミネラリーな白ワインとも合うのですが、ここはあん肝もあるのでやはり・・・

日本酒を頂く事に(笑)。ラベルを撮り忘れましたが、これ「而今」なんです(笑)。言わずもがな、あん肝にも生牡蠣にも合いましたよ～！続いては・・・

「アナゴのみぞれ椀」。揚げたアナゴのサクサクとした食感と旨味を、お出汁の風味が優しく包み込みます。これは、燗酒と合わせたら最高だろうな。それにしても、椀物ってほっとしますよね～。気持ちもほっこりとしたところで、次に登場したのは・・・

「ヤリイカと白瓜のこのわた和え」。瓜の食感にヤリイカとこのわたのねっとりとした濃厚な旨味、これはもう間違いなく日本酒が合います！と言う事で・・・

本日2杯目の日本酒「鳳凰美田」を頂きます(笑)。正直、この頃になると結構酔いも回ってきていますが、宴はまだまだ続きますよ(笑)。次のお料理を待っていると、今度は・・・

なんと赤ワインが登場！イタリアのバルバレスコの10年熟成で、これも事前に持ち込みをしていたそうです。熟成から来るドライフルーツや枯れた葉などの落ち着いたニュアンスに酸化の風味は、お醤油系のお料理と相性抜群！と思っていたら、タイミングよく・・・

「太刀魚の照り焼き」が登場！太刀魚の脂に香ばしいお醤油の風味が、ワインのタンニンや熟成したニュアンスと良く合いました。ちなみに、お料理は事前に打ち合わせをしていた訳ではないそうなので、偶然生まれた素晴らしいペアリングでした。続いては・・・

淡路の新玉葱と鱧を玉子でとじた「淡路鍋」。お出汁の旨味に新玉葱の甘味が絶妙で、鱧の味わいを玉子がしっかりと包み込んでいて美味しかったです。私にとっては、今年最初の鱧となりました。さらには・・・

こちらの「すっぽんの唐揚げ」まで登場！正直、すっぽんは初めて食べましたが、鶏肉っぽい食感ながらもより滋味深い味わいで美味しかったです（赤ワインも日本酒もどちらとも良く合いました）！そして最後は・・・

「天城軍鶏の煮麺」が登場。優しい味わいながらも、コクと旨味をしっかりと感じる味わいで、お腹的にも気持ち的にも大満足の〆となりました！

いかがでしたか？ここはいつ来ても美味しいし、毎回目新しさもあるのでワクワクする楽しみもあります。唯一の難点としたら・・・家から遠いと言う事(笑)。それでも、三島には三嶋大社を始め見どころもいろいろとあるので、ちょっとした旅行気分で毎回訪れています（同じ県内だと意外と観光に行かないものなので(笑)）。

ぜひみなさんも、三島へ行く機会があれば「割烹 だいだい」に寄ってみて下さい！このブログを見た、と言って頂ければ・・・特に特典はありませんが店主さんは喜んでくれるかもしれません(笑)。