Bitcoin Tokyo 2024 自分のノードでライトニング決済を受付けた
BitcoIn Tokyo 2024 2日目のライトニングマルシェにセラーとして参加しました。自分のライトニングノードで支払いを受け付けたので、その時の発見や問題を紹介します。
同じように自分のノードでライトニング決済を受け付けたいと考えている人の参考になればうれしいです。
用意した支払い方法
最初にどんな感じで支払いを受け付けたのか説明しておきます。
自宅のUmbrel (Raspberry Pi) を使って、2つの支払い方法を用意しました。
- 支払いの度に店がインボイスを発行して提示するパターン
- 事前にQRコード(LNURL)を印刷して提示しておくパターン
1の方でインボイス発行する際には、スマホからTailscaleで自宅 Raspberry Pi のBTCPay Serverに接続しました。
こちらの記事を参考にしました。
2の方はこちらの記事を参考に作りました。
Raspberry Pi の Umbrel で特に問題なかった
対面で一人ずつ支払いを受ける形で、同時に複数の支払いが発生することがなかったので、当然なのかもしれません。
私の場合、1日で20弱の支払いを受け取りましたが、ほとんどの支払いで問題なく受け取りできました。
1回だけエラーが発生して受け取りできませんでしたが、多分Raspberry Pi が原因ではなく、支払いパスが見つからなかったのだと思います。
このときは自分のWallet of Satoshiで受け取りました。
あと、私のノードはほとんどルーティングが発生しないというのもよかったかもしれません笑
ちなみに受け取りに使ったときのノードのチャネル数は7でした。
ほとんどのお客さんはWallet of Satoshiを使っている
これも多くの人にとっては「知ってた」という話しかもしれません。
私のところで買ってくれたお客さんのほとんど全員がWallet of Satoshiを使っていました。
他のウォレットを使っているお客さんが1人いたのですが、先ほど書いた受け取りに失敗したケースはこのウォレットからの支払いでした。
なので、最低限Wallet of Satoshiからの支払いができることを事前に確認しておけば、支払いが全然通らなくて困ることはなさそうな気がします。
個人的には、Bolt cardとかで払いたい人がいたらどうしようかな、と思っていたのですが、そんな心配は不要でした。
ライトニングネットワーク関係ないところで少し問題が発生した
支払い方法のところでも書きましたが、Tailscaleを使ってスマホからライトニングノードに接続していました。
なので、スマホをTailscaleネットワークに接続する必要があったのですが、なかなか接続できないという問題が発生しました。
スマホ上のTailscaleアプリで接続しようとしてもno-derp-homeというようなワーニングがでて、接続できない状態になりました。
結果的には数分放置するといつの間にか接続できていました。他のアプリを見て(ワーニングについて調べて)少ししてからTailscaleアプリに戻ると接続されていた、という感じでした。
なので、問題として紹介するのは少し大袈裟かもしれませんが、たまたま解決できた感じだったのでラッキーでした。
このワーニングは自宅で確認したときには発生しませんでした。カンファレンスで人が密集していてネットワークが混雑していたのが原因だったりするかもしれません。
原因はわからないですが、事前にできるだけ同じ環境で確認した方がいいと思います。
あとはバックアップとして、Tailscaleの代わりにTorを使えるようにしておくとか、他のウォレットアプリを用意しておく必要はあると思います。
以上です。
ほとんとが当たり前の内容になってしまったように思いますが、また同じような機会があって、シェアできる発見などあれば記事にしたいと思います。
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このオンラインショップはこちらの記事を参考にして作りました。執筆者のみなさんありがとうございます!
https://github.com/getumbrel/umbrel/issues/1428#issuecomment-1184584190