リモートワーク時の重要な意思決定を迅速にする!
こんにちわ、株式会社和らしべの井元です。
このnoteはリモートワークやタスク管理、チーム管理について様々な視点から書きたい事を書くブログです。弊社の貢献度報酬リモートプロジェクト管理ツールである「hideaki.」のPRも存分に書きますのでご了承願いますw
さて今回はスタートアップや日本企業の意思決定について考えていきます。
多くのスタートアップは少人数で意思決定を迅速に出来る印象があります。これまでの様に「会える」前提では迅速に意思決定は可能です。常に情報を共有できる環境下はスタートアップの意思決定にとって非常に重要です。
しかし、新型コロナ以降はリモートワークでの意思決定、コミュニケーションを余儀なくされるケースは急増しています。
これまでもこれからもslackやdiscordの様なコミュニケーションツールは手離せないでしょう。非同期で常に情報共有し、意思決定のソースを共有します。
しかしながらスタートアップ企業の経営者は果たして意思決定プロセスをどこで学んできたのでしょうか。基本的にはコンセンサス型の大手企業で多くの意見を集約し無難な意思決定プロセスを踏み意思決定の現場に立ち会ってきた方が多いと思います。
すると皆んな戸惑います。意思決定する機会の多さとスピード感が必要な事に慣れていないからです。
典型的な日本企業では意思決定は恐ろしく遅い。理由はコンセンサス型の企業経営が非常に多いのが理由です。トップダウン型の意思決定をする企業よりも多くの意見を取り入れ、反対者の少ない無難な意見を取り入れがちです。
意思決定は遺伝的に備わった過去の決断と情動が結びついた時に判断をサポートすると言われており、意思決定に慣れていない場合にはこのプロセスが引き起こされにくいでしょう。
判断材料に乏しくても意思決定する必要があり、それが上記のプロセスによりサポートされた「勘」が重宝されます。
とはいえいきなりトップダウン型の意思決定に切り替えろというには、なかなかの暴論です。
そこでコンセンサスを取りながらリモートワーク時に非同期で意思決定を迅速にする機能を追加しました!
✨アイデア機能 in Quadratic voting機能✨
この例ではhideaki.の機能追加や開発環境に関するアイデアを集約しています。
アイデアはより細かな情報を載せれる様に今後改良が必要ですのでやります!
更にこの機能はQuadratic voting機能が採用されています。
Quadratic votingとは1. 一定量のCreditが全員に配布される。Creditは使わずに蓄積していくことも可能2. そのCreditを消費して票を購入し、投票することができる3. ただし、x票を購入する際に要するCreditはx^2である
引用:Radical Democracy ― 革命的な民主主義を実現するためのQuadratic Votingについて
要は美人投票やマイノリティには死活問題である課題をマジョリティによって容易に迫害されてしまう問題を解決する為の投票システムです。
この機能は意思決定の投票に重み付けできます。
例えばコロナの影響で急激に売上が下がっていく中、アイデアBOXに売上を回復させる施策や他の事業に鞍替えする施策などをできる限り詳細にブレストしていくとします。Quadratic votingで優先事項の高いアイデアへ意思決定投票の重み付けをします。一人10票の権利を持っていたとすると、事業の鞍替えの意思決定が重要だと判断すれば10票全て投票できますし、どちらも判断できない人は5表ずつ投票ができます。また票を買う人も出てくるでしょう。その場合にはx票を購入する際に要するCreditはx^2が必要であり、図表の様にコストを多く支払う必要があります。
この様に非同期で匿名による意思を表明し、美人投票もなく、投票するインセンティブとして意思の強さを反映できる為、マイノリティの意見が迫害されにくくなります。
要は反対意見に忖度する意思決定をしなくて済む分けです。本当に必要な意思決定が非同期の内に共有され、あとは細かな齟齬を調整する為にオンラインや対面を活用すれば良いと思います。
会議の数で成長できるわけではなく、意思決定の数で成長を促進することが可能です。
ここまでお読み頂きありがとうございます。
ご興味がありましたら是非ご利用下さい。