モナカードをOpenSeaに移せるEmblem Vaultを使った雑感と仕組みについて

Emblem Vaultの使い方を解説する記事ではないのでその点だけご注意ください。

早速Emblem Vaultを使ってみました!モナカード開発者としては別世界と思っていたEthereumやPolygonに移すことができてとても嬉しく思います。
※以下Emblem VaultをEVと略します。

使った方がいいの?

とても面白い仕組みなので興味があれば一度使ってみるといいと思います。ただしお金がかかります。Ethereumの世界の勉強になりますし、初めての方はきっと洗礼を受けると思います。
今のところはOpenSeaに表示したい方、売買したい方、Oncyberなどで展示してみたい方におすすめです。

どのくらいお金がかかるの?

OpenSeaにのせるには主にEthereumの世界とPolygonの世界があってどちらを選択するかで大きく変わります。
EVの利用料金はCOVALのみなのですが、手続きごとに燃料であるETHかMATICが消費されます。ETHの場合はこれが数千円や下手したら万円になるのでかなりのお金が必要です。MATICの場合は気にしなくてもよい程度しか消費されません。
COVALはカードごとに300COVALが固定で必要になります。今のレートだと300COVAL = 500円くらいです。

操作は簡単なの?

操作は慣れたら簡単ですが、私は最初は苦戦しました。EVの操作に苦戦したと言うよりはMATICやCOVALを使える環境を整えるのに苦戦しました。ここら辺慣れてる人はすぐに使えると思います。
EVの登録自体は解説サイトを見ればある程度は直感的に操作できました。

EVからモナカードを取り出してMonaparty世界に戻すのも簡単でした。EVを所有してる状態で操作をすると秘密鍵をもらえるのでMpurseにインポートすればモナカードを復元できます。

EthereumとPolygonどっちがいいの?

売りたいならEthereum、OpenSeaに表示したりOncyberを使ってみたいだけならPolygonって感じですね。
Ethereum版を使いたい場合は落とし穴自体は少ない気がしますが、Polygon版の場合は落とし穴があるので、すなぎもさんの記事に目を通しておくとよいかと思います。

EVの仕組みについて

EVはモナカードを別世界に移動する仕組みというよりは、Monapartyなどのトークンの入ったアドレスの秘密鍵をEVに紐づける仕組みといった方がいいかもしれません。

EVを作成するときに任意のアドレスに対してMonapartyトークンを送信します。EVを購入した人はこのトークンが入った秘密鍵を取得することができるようになるので実質モナカードの所有権をOpenSeaなどで売買できるようになるという仕組みです。

このトークンが入った秘密鍵(正確にはmnemonic)はTORUSという分散管理する仕組みを使用して保存しているようです。そのためEVのセキュリティーはこの部分に依存してるといえそうです。

注意すべき点について

EVに設定された画像や説明文には注意が必要です。この2点は製作者が自由に設定できるので本当に画像の通りのカードが入っているEVの公式サイトで確認しましょう。期待通りのトークンが入ってることを確認できればOKです。

モナカードを他の世界に持ち出せるようになったのはとても大きな変化です。今後モナカードの世界にどのような影響がでるのか楽しみにしたいと思います。

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