国内暗号資産取引所の顧客保有資産分析(2018.9~2020.9)

国内暗号資産取引所の顧客保有資産分析(2018.9~2020.9)

昨日六本木でいろんなクリプト有識者と飲んで楽しい一晩を過ごしたtaakeです。

昨日、平野さんのtweetみて、JVCEAが貴重な統計情報を公開しているという話を聞きつけました。

早速、以下の統計情報を見ました。

そして、その内容をまとめたものがこちら。
speakerdeckにアップしています。

目次
1.国内取引所顧客の保有暗号資産金額推移
2.国内取引所顧客の保有暗号資産シェア推移
3.BTC価格推移(2018.9~2020.9)
4.国内取引所顧客のBTC保有推移
5.XRP価格推移(2018.9~2020.9)
6.国内取引所顧客のXRP保有推移
7.ETH価格推移(2018.9~2020.9)
8.国内取引所顧客のETH保有推移

要点をかいつまむと…

【全体】

  • 保有通貨の推移から、国内取引所における過熱感は感じられない。BTC、ETH、XEMは明確に増加。XRPの減少が読み取れる。
  • 2018.9時点ではXRPドミナンスがBTCドミナンスを超えていたが現在では逆転、BTCドミナンスは50%以上に増加、XRPは30%以下に減少。ETHは徐々に増加。XEMが2020.8に急増。

【主な通貨】

  • BTC価格は、2019.1を底に上昇。国内取引所顧客口座の保有BTC数量は160000前後で安定推移しており、増加傾向はみられない。

  • XRP価格は2018.9以降減少傾向にある。相場全体の盛り上がりを享受していない。XRP価格は減少傾向も、国内取引所顧客口座の保有XRP数量は順調に増加。SBIグループのマーケティングが功を奏していることが要因として考えられる。

  • 国産ブロックチェーンゲーム(BCG)やDeFiによる賑わいがETH価格と連動している。国内取引所顧客口座の保有ETH数量は安定推移。取引所外のウォレットへの送金を考慮すると本来の保有ETHはもっと多いことが想定される。

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