IPFS は Imgur の代替となるか?
一般論として、なりません。ありえません。
IPFS と Imgur とは、技術のレイヤーが全く異なります。
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IPFS と Imgur のどちらが長く生き残るか、という観点でいえば、IPFS のほうが生き残る可能性が高いでしょう。
インフラ技術なので気づかれづらいですが、IPFS は Netflix などいくつかの企業で実運用に使われ始めています。
次世代 web と言われている IPFS 自身も、前世代 web なはずの HTTP へのゲートウェイを用意しています。HTTP のみならず、いちど普及したプロトコルは、簡単に切り捨てられないものです。
一方、Imgur は上層のサービスなので、運営の(資金的・生物的)寿命によって、簡単に死にます。
一般論として、提供しているサービスが上層であればあるほど、寿命は短くなる傾向があります。積み上げた積み木が崩れやすいのと、似ているかもしれません。
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現行のモナカードは、ユーザから見れば最上層のサービスです。Imgur や Monappy を下層サービスとして使うことに一定の合理性はあります。
現行の合理性は認めた上で。実際、上手く動いているわけですし。
しかし、モナカードが利用している画像やメタデータに、モナパーティと同等の永続性をもたせようとすると、Imgur は不適切となるわけです。Imgur はモナパーティや IPFS よりも上層のサービスですから。
モナパーティは、モナコインのセカンド・レイヤーの真上、ほぼ最下層のサービスです。
一般論として、下層のサービスが上層のサービスに依存すると、上層の短寿命に巻き込まれて短命で終わります。