ブドウ栽培日記3 #9
みなさんこんにちは。園芸素人の私がブドウ栽培に挑戦するというこの企画、前回は順調に成長を続ける鉢植えのブドウ達とは対照的に、挿し木のブドウの一部に枯れる症状が出始めました。そこで、今回は・・・
挿し木のブドウ達の状態をチェックすることに。まずは・・・
芽は出たけれど惜しくも枯れてしまった挿し木達を取り除きます。一番右がシャルドネで、残りはすべてカベルネでした。続いては・・・
未だに芽が出ていない挿し木をチェックします。右がシャルドネで左がカベルネですが、思い切って挿し木を抜いて確認してみることに。すると・・・
やはりどちらも発根していなかったようです。・・・実は、水やりをしている段階で、表面が乾くのが早い鉢植えと、なかなか表面が乾かない鉢植えがありましたが、今思えば発根している鉢植えは根が水分を吸収するので乾くのが早かったのかもしれません。この左側の鉢植えはずっと表面が湿ったままでしたが、やはりダメでしたね~、残念!この結果・・・
無事に生き残ったのは、一番右端のシャルドネ1つと、残りのカベルネ5つの合計6鉢となりました。その後挿し木達は・・・
室内から完全に屋外へと出して栽培管理を行うことに。ただ・・・
順調に成長はしているものの、風などの影響かやや垂れ気味に(笑)。
特に、この2つのカベルネに関しては、今にも折れてしまいそうです。・・・これまで、風のない室内で甘やかしてきたので、早く屋外の厳しい環境にも慣れて欲しいところです(笑)。さて、一方の挿し木の先輩カベルネはと言うと・・・
風にも負ける事無く、相変わらず順調に成長を続けておりました。まるで、後輩達に俺の背中を見て学べと言っているようにも見えますが(笑)、では最後に、鉢植えのブドウ達の様子を見てみましょう。
こちらも、順調に成長を続けていました!・・・ただ、少し手を加える必要がある部分が出てきました。例えば・・・
こちらはシャルドネちゃんの枝ですが、根本付近から伸びているので通気性が悪くなるなどあまり必要性がありません。さらに・・・
葉っぱを良く見ると、形成不全を起こしているようにも見えます。そこで・・・
このタイミングで思い切って剪定してしまうことに。そして・・・
病気を防ぐために一応切り口に癒合剤を塗って作業完了。他にも・・・
少し病気っぽい葉っぱを見つけたので、これも念のために取り除くことに。こうして、それぞれのブドウの状態を細かく確認したら、今度は・・・
追肥を行うことに。去年は、私に追肥の概念がなかったため、夏場から栄養不足となり急に成長が滞ってしまった経緯があります。そこで、今年は適切なタイミングで追肥を実施します。まずは・・・
シャルドネちゃんですが、この鉢の大きさから考えて3つの錠剤を設置することに。そして・・・
すぐに水をたっぷりとあげて作業完了!続いてはカベルネちゃんですが・・・
こちらは鉢のサイズが大きいので、4つの錠剤を設置することに。そして・・・
こちらも水をたっぷりとあげて作業は完了しました。これで、生育途中での栄養切れは無くなると思うので、今後の成長にも期待が持てます!さらに、今年から新たに取り入れた作業もあります。それが「摘芯」と呼ばれる作業です。
こちらは、カベルネちゃんの先端部分ですが、このようにすでに支柱よりも高く成長していました。去年は、これをそのまま放置して伸びるだけ伸ばしていましたが、今年は・・・
このように、支柱よりも高い部分は全てカット(摘芯)することに。これによって、先端部分の成長に使われていた栄養をブドウの実に集中させることが出来るのです!反対側の先端部分にも・・・
小さな新芽が出ていましたが、いずれ支柱よりも高く成長してしまうので摘芯しました。これで、よりブドウの実が充実して成長してくれるはずです。追肥と摘芯でどこまで効果があるのか、今後もチェックしていきたいと思います。そして次回は、夏季剪定の作業と、再び挿し木のブドウに悲劇が!?一体何があったのか・・・ぜひお楽しみに!