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クラシックワイン会に参加してみた
みなさんこんにちは。先日、私はワイン仲間に誘われて、とあるワイン会に参加してきました。そのワイン会とは・・・
クラシックワイン会!一体どのようなワイン会なのかと言うと・・・ニューワールドのワインではなく、フランスのクラシックな産地のワインを改めて飲んでみよう、と言う趣旨のもので、今回は上記4本のワインをチョイス。銘柄も事前にオープンにして、真っ向から向き合うスタイルで開催されました(笑)。では、まずは・・・
王道のシャンパーニュから!こちらは「ボランジェ スペシャル・キュヴェ」で、ボランジェは1829年に設立された名門シャンパーニュ・メゾン!そして、あの映画「007」に登場するジェームズ・ボンドが愛飲するシャンパーニュとしても知られる、まさにザ・クラシックワイン!
見てください、この綺麗に立ち上る繊細な泡を!香りにはリンゴのコンポートや酵母の香ばしいニュアンスなどが感じられ、甘やかな果実のニュアンスをシャープな酸味が引き締めつつ、程よく厚みのあるボディが旨味を伴いながら最後まで伸びていく、・・・まさにこれぞシャンパーニュと言うべき味わいで、とても美味しかったです!そして・・・
ここでお料理が登場!実は今回は、ワインショップでの開催なので、お料理は近くのレストランさんにお願いして持ってきていただきました(ありがとうございます!)!正面のイタリア風オムレツから時計回りに、野菜のカポナータ、ローストビーフ・ナスグリル・スモークモッツァレラ、鶏白レバーのクロスティーニ、イトヨリのカルパッチョ、魚の香草パン粉焼き、となっております!さて、続いては・・・
こちらのワイン、「ドメーヌ・ジョセフ・ロティ マルサネ・ブラン 2021」!ドメーヌ・ジョセフ・ロティは、フランス・ブルゴーニュのコート・ド・ニュイ地区で300年以上の歴史を誇る老舗ワイナリー。マルサネはブルゴーニュの中では比較的マイナーな産地ではありますが、品質に関しては有名産地と遜色ないものも多く、そしてこのワインは・・・まさに当たりのワイン!シャルドネを使用した樽熟成のクラシックなスタイルですが、上品な樽使いに乳製品系のまろやかなニュアンス、綺麗な酸味のバランスと余韻に感じられるミネラル感が絶妙で、これぞブルゴーニュの白!と言えるワインでした。続いては・・・
こちらのワイン「ドメーヌ・トルトショ ジュヴレ・シャンベルタン ヴィエイユ・ヴィーニュ 2020」!ドメーヌ・トルトショは、フランス・ブルゴーニュの銘醸地ジュヴレ・シャンベルタン村で、1865年から4世代に渡りワイン造りを行う名家。そして、ジュヴレ・シャンベルタンのワインと言えば、まさしく王道のクラシックワイン!
見てください、この綺麗なラズベリーレッドの色合いを!香りには赤い果実の濃いニュアンスに少し清涼感のあるハーブ香、そして甘苦系スパイスなどのアーシーさもあり、味わいは柔らかいテクスチャーに少し落ち着きのある果実味と綺麗な酸味がボディを縁取り、出汁のような旨味も感じられてとても美味しい!これぞブルゴーニュの赤!と言えるワインでした。そして、最後は・・・
こちらのワイン「ブルーノ・ティエリー ラ・ブロンド コート・ロティ コート・ブロンド 2006」!このブルーノ・ティエリーは、フランス・コート・デュ・ローヌ地方の北側に位置する銘醸地、コート・ロティで造られるワインで、北ローヌ最古の某有名メゾンが契約により名前を出さずに造るサブ・ブランド。そのため、公にはどの生産者かは伏せられていますが、品質は間違いありません!
見てください、この濃い目のダークチェリーレッドの色合いを!20年近く熟成しているので全体的にも落ち着きのあるトーンで、エッジにはアンバーのニュアンスも若干見られます。そして香りには、黒い果実の凝縮したニュアンスに樽の甘香ばしいニュアンス、そして少し落ち着きのあるスパイスや土っぽさもあります。ただ、熟成感はあるけど思ったほど酸化のニュアンスは強くなく、非常に状態が良さそうです。そして味わいは、少し落ち着きのある果実味にこなれたタンニンとバランスの良い綺麗な酸味、さらには旨味も感じられる味わいで非常に美味しかったです!すでに20年経っていますが、まだ若々しい部分もあり、今後も発展するポテンシャルを感じました。
こうして、クラシックなワインと真正面から向き合い、やはりクラシックなワインはいつの時代でも偉大だな~と改めて感じることが出来ました・・・が、これでワイン会が素直に終わるはずもなく(笑)・・・
ここからは、お決まりのブラインドワイン会がスタート(笑)。謎の赤ワインが登場しましたが・・・
外観は中程度のラズベリーレッドで、若干落ち着きのある色合いでしょうか。香りには黒い果実や樽香、それに土やスパイスなどのアーシーさもあり、味わいは少し落ち着きのある果実味とバランスの良いタンニン、そして全体を引っ張るようなややしっかり目の酸味が印象的でした。さて、その答えは・・・
イタリアの有名生産者アルド・コンテルノが造る「バルベーラ・ダルバ コンカ・トレ・ピーレ 2017」でした。バルベーラと言うややマニアックな品種のワインでしたが、・・・実は私、正解しておりました(笑)!すると、今度は・・・
どこからともなく謎の白ワインが登場(笑)。上品な樽香とミネラル感、まろやかなテクスチャーと味わいに、アフターまで綺麗に伸びる酸味が印象的なこのワイン。その答えは・・・
フランス・ブルゴーニュの人気生産者アニエス・パケの「ブルゴーニュ・アリゴテ 2021」でした。そして、このワインに関しても私は・・・見事に正解(出題者から致命的なヒントが出てしまったこともありますが(笑))!・・・結局、最終的には・・・
6本のワインが登場しましたが、最後に登場した2本のワインも伝統的な産地のワインだったので、まさしくクラシックなワインの会となりました(笑)。いや~、とても勉強になりましたし、美味しくて楽しい会でしたが・・・それにしても、さすがに飲み過ぎました(笑)。・・・あと、今年は年始からブラインドテイスティングが良く当たります(笑)。果たしてどこまでこの快進撃が続くのか、そちらも乞うご期待(笑)。