#モナカード祭り のモナコイン・ブロックチェーンへの影響
つぶやき。ぽえむ。
ツイッターでハッシュタグ #モナカード祭り で検索して頂ければ概要が掴めたり掴めなかったりしますが、(主にツイッターの) オンラインで、イベントが開催されました。
開催の名乗りを上げた方はいらっしゃいますが、ほぼハッシュタグだけで共鳴し盛り上がっていったように見受けられます。
ざっくりタイムラインを並べておられる方もいらっしゃるようです。
明確な運営が存在しないモナコイン界隈らしい草の根発のムーブだったかと。
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殆どの参加者は気に留めなかったと思いますが。モナカードの流通は、"モナパちゃん" のようなオフライン交換もあるものの、基本的にはモナコインのブロックチェーンに刻まれます。
つまり、モナカードを使う→モナコインのチェーンが賑わう、という構図になります。
採掘報酬に比べれば誤差範囲ではありますが、モナコインのチェーンが賑わえば、マイナーの採算性は若干でも良くなります。マイナーから見捨てられてチェーンが止まるリスクが(若干ですが)減ります。
実際のところモナカード祭りは、モナコインのブロックチェーンにどう影響したのか。期間前と期間中で採掘されたブロックに含まれるトランザクションから、大まかな傾向は見えたり見えなかったりするはずです。
…というわけでデータを拾ってきました。block 2980000 から 2987700 それぞれに含まれたトランザクション数です。
物理時計に換算すると 2023-04-28 06:03:25 GMT+9 から 2023-05-06 15:57:33 GMT+9 に相当します。日本での連休直前から、モナカード祭りの公式(?)設定での終了時刻と考えて良いはずです。
ピークは block 2986568、タイムスタンプは 2023-05-05 10:25:06 GMT+9 です。
モナカード祭り効果がはっきりと見えます。
…ところで、「ブロックがスカスカだ」と言われがちなモナコインですが、こうやって眺めてみると、そうでもなさそうに思えたりするかも。無職業者 BOT 的には、一桁増えると、だいぶマイナーも活気づくのではという気はしますが。
ただし、人間の認知は、ノイズが乗ったデータを正しく評価できない傾向があり、念のため移動平均も取ってみます。
移動平均、相場テクニカル勢にはお馴染み、そうでなくても COVID-19 新規陽性者数のグラフで市民権を得た(?)やつですね。
7サンプルでの移動平均です。モナコインの平均承認間隔は 90 秒ですから 90 * 7 = 630秒 ≒ 10分くらいのイメージ。
だいぶマイルドになりました。しかし会期に相当する部分を積分すると、トランザクション数増加に関し好影響があったことは、計算するまでもなく明白なようです。
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…というわけで、データの側面から、モナカード祭りがモナコインのチェーンに与えた影響を軽く見てみました。
この結果は割と示唆的かなと思っています。
現状のモナコインに関しては、ブロックチェーンの開発者 (いわゆる dev) が新機能導入を頑張る以外にも、サービス利用側が旗振ってエンジョイすることで、チェーンの利用促進につながることが暗示されます。
もちろんモナコインという L1 チェーンとモナパーティという L2 チェーンが無ければ、モナカードもモナカード祭りも存在しなかったのではありますが。
現状のモナコインで「チェーンが盛り上がらないのは dev が新機能を入れないせいだ」というのは、今回の結果だけ見れば、やんわりと否定されるのかもしれません。
というわけで、みなさん引き続きエンジョイお願いいたします。オナシァス
ぽえむ。
計測終了ブロック数を間違えていました。本文は訂正済みです。