Dlive?トランプ支持者、ライブストリームで小銭稼ぎの巻
ニューヨークタイムズの記事。
Pro-Trump Mob Livestreamed Its Rampage, and Made Money Doing It
A site called Dlive, where rioters broadcast from the Capitol, is benefiting from the growing exodus of right-wing users from Twitter, Facebook and YouTube.
https://www.nytimes.com/2021/01/08/technology/dlive-capitol-mob.html?smid=tw-share
先日、議会に突撃したトランプ支持者がDliveというライブストリームで投げ銭を得ておよそ20万円近く稼いだとのことで、問題視されている。
DLiveは、サーバーと寄付システムにブロックチェーンを使用するアメリカのビデオライブストリーミングサービスです。 2017年に設立され、当初はSteemブロックチェーンで動作していましたが、2018年9月の再起動時にLinoネットワークに切り替え、その後、BitTorrentによる2019年の買収後にTRONネットワークに切り替えました。言論の制限に緩いため、白人至上主義者、陰謀論者、ネオナチ、および他の過激派の間でYouTubeやTwitchといった人気のあるサービスの代替手段になりました。
https://en.wikipedia.org/wiki/DLive
このライブストリームで得られる投げ銭はlemonというDlive上でしか通用しない通貨で、これをTRX, BTTまたはUSDT に変えて金銭受領ができる。暗号通貨でなくてもTipaltiというpaymentサービス経由で法定通貨USDの受け取りができる。もちろん政府発行のIDでアカウント登録しないとマネーは受け取れないので、匿名性があるわけではないが。
https://community.dlive.tv/about/welcome-letter/
https://help.dlive.tv/hc/en-us/articles/360038928912-Get-Paid
Dliveは、カリフォルニア大学バークレー校の2人の学生によってビデオゲームストリーミングサイトとして2017年に設立されました。しかし、彼らはすぐに、ヘイトスピーチルールの緩いこのサイトが極右ファンの大衆からのトラフィックがほとんどだと気づきました。
昨年、Dliveの責任者であるCharles Waynは、成長の名の下に過激派を「容認」しなければならないとスタッフに語った。「いまもしDLiveで物議を醸しているすべての人を禁止した場合、このサイトの成長を阻害するような困難が10倍になる」と彼は言った。
各種のsns、動画サイトなどで極右と呼ばれる人々が排除される傾向が際立っている。
上に引用したツイートにあるように、メジャーなサービスで排除される極右でも拾い上げて成長しようとするテックは出続けるんじゃないかな。今に限った話じゃなく。
今回はそれについてコメントするつもりはないが、Parler(トランプと支持者が移住しつつあるtwitter系のミニブログ兼sns)などの新興のメディアへの移行が進む中で、ちゃっかり暗号通貨を用いたサービスがこれから台頭してくるんじゃないかな。
たとえば完全にdecentralizedなライブストリームなんてできて、クリプトの投げ銭ができて。FBIが黙っちゃいないだろうが、規制の緩い国、または意図的に危険思想グループに居場所を与えようとする敵対国家なんかがひっそりと裏で手を回したり。まぁ諸刃の剣だけど。
何はともあれ、TwitterやFacebookはCEOがクリプトフリークっぽいのに自社サービスに使おうとすると政府からお咎めを食らって停滞してる一方、これから新興のサービスはクリプトを使ったペイメントサービスをガンガン展開してくるんじゃないかな~~?
テックについてはチンプンカンプンだけど、こういう国際情勢とか金融とか経済とかに関わるクリプト話を書いていきたいなーと思って一発目。
ぜんっぜん詳しくないので申しわけないが鵜呑みにしないでいただきたく。メモとお試しを兼ねて投稿…雑なメモで御免!