1ヶ月でルーティングフィーが100倍くらいになりました
🧄「ニンニク入れますか?」
GarlicというLNノードを運営しています。本腰入れて試行錯誤し始めたのは先月からなので変化率はそんなもんでした。釣りタイトルではありますが事実です。
この1ヶ月の試行錯誤とその結果を備忘録がてら書いてみます。
まずは先々月、6月のルーティングフィー実績です。(525.47 Sats/296 Events)
当時は週に一度ルーティングが発生する程度でした。この時点では主にRedditでLiquidity Triangle(3者間でA→B→C→Aとチャネルをつなぎ合うことでInbound・Outbound両方を手に入れる開設手法)でチャネルを開いていました。接続相手のノードは主に中小規模のノードです。ハブ&スポーク構造を避けるという意味ではLN全体にとって好ましいと思いますが、ルーティングイベントが不足しがちという弱点があります。
動きがないと全然おもしろくないので、モチベーションを保つためには初期は大手ノードやDiamond Handsの上位ランカーなど、ルーティングが発生していることがはっきりしているノードとのチャネル開設を優先したほうが良いかもしれません。一方で、ある程度ルーティングが発生するようになってきたら徐々にLiquidity Triangleなどで網の目のようにチャネルを広げていくのが有効だと思い始めています。(後述します)
上記は7月のルーティングフィー実績です。(50,720.69 Sats/1,810 Events)合計ルーティング金額は2BTC強でした。大体100倍くらいです。多少盛りました。
7月中旬から大手ノードとの接続を増やしています。ただ、単に規模が大きいところと繋げばルーティングが増加するわけではないため、そのノードがどの程度LN上の資金移動の実需がありそうか、またどの方向に流れそうか(ルーティングの目的地なのか、出発地点なのか)などを想像し、自分のノードが必要としているフローを加えるための新規チャネル開設を意識しました。
とはいえ、試してみないと実際のところは分からないので、小さめの金額でチャネルを開き、1-2週間ボリュームやルーティングの方向を見た上で大きなチャネルで開きなおしたり、クローズしたりと試行錯誤を続けています。時折落ち込んでいるのはリバランスが偏ってルーティング自体が発生しづらくなった時期です。後述しますがリバランスがなかなか成功しないので、7月後半にはルーティング件数を下げて単価を上げる方針に切り替えました。だいたいフィー水準を倍くらいに上げています。
以下では試行錯誤の詳細やInbound・Outboundに貢献してくれたチャネルのランキング、私の環境における上位チャネルのフローの癖や特色、リバランスなどについて書いていきます。