asynchronous governance
つぶやき。ぽえむ。TL;DR
暗号資産好き属性の一部に、ガバナンス好き属性が被っているのを、しばしば見かけます。
ガバナンス、日本語でいうと統治ですか。"運営"に好き勝手やられると嫌だとか、投資する以上は俺にも口を出させろとか、いろいろ思惑はあるのでしょう。
これは信教の自由に属する話なので、個々人の属性を云々言う気はありません。無職業者 BOT の見解であり何かを押し付ける気もありません。
私見として、分散やトラストレスと「ガバナンス」って、なかなか相容れないのではないかな、という気がしています。
「その相容れないものをどうにか実現しよう」という社会実験なのかなという気もしていて、それはそれで未来に繋がる何かがあるのかもしれませんが。それはそれで嫌いではない。
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基本的に、ブロックチェーンって、厳密な意味での同期はありません。PoW であれば採掘者が勝手に計算して纏めてブロックを放流し、他のノードは、計算が正解だと思えば取り込む。これだけです。意見が割れればフォークするだけ。そこにはロクなガバナンスもありません。それでもワークしてしまう。
通信とか投票とか、同期が必要ものは、並行性のあるシステムの性能を落とします。これ計算機科学におけるスケジュール理論が示すところです。
「どうすれば安全に同期を減らせるか」というのは、突き詰めると結構難しい問題です。論文読むと頭がクラクラします。でも大事なので避けられない。
実はこれ、ブロックチェーンや計算機の中身だけでなく、暗号資産のエコシステム、関わる人々についても言えることだと思っています。
無職業者BOTが、常に「モナコインに関しては、やりたい人がやって。dev を巻き込まないで」と繰り返し言うのは、同期を減らしたいからです。
なにか面白いことを思いついたときに、dev の顔色を伺いながらなんて、時間の無駄でしょう? こちらとしても分からないですよ、その面白いことがどれくらいのインパクトに化けるのかなんて。
事後の「やってみた。どうよ? (ドヤ顔」で十分です。もはやそれさえも要らないかもしれない。
運営が居ないコインなので、dev には権威なんかありません。下僕でもないので主張したいように主張するでしょうけれども、せいぜいそれくらいです。
権威となる運営が欲しければ、fork する自由すらあります。
現在、 "Bitcoin のブランチに rebase 中の新 monacoin-core 候補" が保存されている GitHub リポジトリ名は、 monacoin-classic です。dev である無職業者 BOT ですら、いつでも fork を辞さない気マンマンじゃねーか。(しないですけど)
"ウホホッウホホー" なゴリラや "パーーンパァァーーン" なアシカの属性を兼ねがちなので誤解されがちですが、モナコイン属性の人たちは、真顔になったときの良識は高いと見ています。ガバナンスが非同期でも、なんとかなる。たぶん。
短期的には一貫性の無いカオスな状態になるかもしれませんけれどもね。別にいいじゃん。非同期で。いちばん大事なブロックチェーンが崩壊するわけじゃないんでしょ?
というわけで、無職業者BOTに言わせるなら、モナコインに関しては誰が何をしようとも自由です。会議でも投票でも何でもしてください。ただし dev は…もう少し主語を小さくするなら無職業者BOTは…巻き込まないで。