iOSアプリリリースで、誰も教えてくれなかった10のこと

iOSアプリリリースで、誰も教えてくれなかった10のこと

先週、iOSアプリをリリースしました。

Purelistという、とびきり書きやすいリスト型のライティングアプリです。たぶん使えば言っている意味がわかってもらえるかと思います。

リリース後1週間、いくつか想定外のことがあったのでリストにしました。これを読んで少しでもプロモーションやアプリストアのスクショの改善に役立てていただけると幸いです。

1. リリース後にプロモーションしない限り、ほぼ誰にも見つけてもらえない

2. プロモーションしてもほぼ埋もれるし、インストールされない

3. レーティングは国別に表示される

4. サブタイトルは結構重要

5. プロモーション用テキストと概要は同じ場所に表示される

6. Store用アイコンは透過していなくても透過してるよって注意される

7. App Analyticsの更新時間はバラバラ

8. オプトインユーザーが少ないのでデータを拾いにくい

9. 自分がオプトインユーザーになるとデータをとりにくい

10. フィードバックはApp Storeでもらいにくい

1. リリース後にプロモーションしない限り、ほぼ誰にも見つけてもらえない

リリースしてから12時間、何もせずにいたら自分(デザイナー)とエンジニアしかインストールしませんでした。

その後、Product Hunt、Twitter広告、Facebook広告、Apple Search Ads、Instagramに流してやっと何百かインストールしてもらえました。

2. プロモーションしてもほぼ埋もれるし、インストールされない

USやEU、インドを中心とした話ですが、Twitter広告とFacebook広告は配信してクリックがあってもインストールまではほぼ到達しません。3%〜4%くらいしかインストールしません。クリエイティブやプロモーション文と実際のアプリストアに差を感じたのかもしれませんが、個人的にはレーティングがないとほぼインストールに至らないという仮説を立てています。

App StoreでリリースしたらApple Search Adsを使うのが一番コスパいいです。

Product Huntはよほど世界的に愛されるサービスか、100人くらい継続的にProduct Huntを利用している知り合いがいれば有利です。知り合いがいない場合は土曜日か日曜日に情報を発信するのが有利です。サイトを見る人も少ないですが、投稿する人も少ないので、その分TOPに載りやすくなります。できれば日曜日の方が、月曜日にサイトを閲覧した人にも届きやすいのでいいと思います。

3. レーティングは国別に表示される

上にも仮説として書きましたが、レーティングがないとインストールに至る確率は下がると感じています。そのため、レーティングを知人に頼んで稼ぐことができても、それは他の国では全く見られていないということです。

ターゲットとしている国が母国ではないのであれば、なるべくターゲット国を絞った状態でプロモーション等をすることをお勧めします。でないとレーティングが分散し、誰からも微妙にしか相手にされていないアプリになります。

4. サブタイトルは結構重要

App Storeに掲載される、サブタイトルはSEO的にかなり重要になります。ここに検索キーワードとなるような語句を入れておいた方がいいです。

Apple Search AdsのTOPにも記載してある通り、検索結果画面からそのままインストールする人は65%ほどいます。

検索画面に表示されるのはスクショ、サブタイトル、レーティング、タイトルです。この4つはかなり重要な情報なので慎重に言葉選びや画像選びをすることをお勧めします。

5. プロモーション用テキストと概要は同じ場所に表示される

App Store Connectをみるとプロモーション用テキストと概要の入力欄があるが、同じ位置に表示されるものなので、同じ文章を書くとおかしくなります(おかしくなりました)

6. Store用アイコンは透過していなくても透過してるよって注意される

Macのプレビューで画像を開いて保存時に透過のチェックを外すのを忘れずに。。。

7. App Analyticsの更新時間はバラバラ

毎日20時に更新されると思ってたけど全然間違いでした。16:00に更新されることもあれば、朝4:00になっても更新されないことがあります。諦めて寝ましょう。

スマホもパソコンもバラバラでした。

8. オプトインユーザーが少ないのでデータを拾いにくい

リテラシー高いのはいいことだけども!!オプトインユーザー、つまりAppleへのデータの提供をOKと言ってくれてるユーザーですが、かなり少ないです。Appleのアナリティクスしか使用していない場合、十分なデータを取るには十分なオプトインユーザーの数が必要です。なので、データにならないことがだいぶあります。

9. 自分がオプトインユーザーになるとデータをとりにくい

iPhoneの初期設定時にAppleにデータを送信するか聞かれるので、それは絶対「送信しない」にしてください。アナリティクスで自分のデータも含まれてしまい、データの解析がしづらくなります。

10. フィードバックはApp Storeでもらいにくい

USやEUは個人主義が進んでいるのか、自分のメディアにフィードバックを記載しますが、App Storeには書いてくれません。たくさんエゴサしてフィードバックを見つけるしかないです。なのでエゴサしやすい名前をつけることをお勧めします。

以上です。また期間が空いたら追加したり別の内容を書いたりすると思います。

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