様式美が理解できてきたことで得たもの失ったもの
様式美(形式美)とは、平たく言えば「わざと手順を踏むまどろっこしい所作」です。
好きって言えばいいのにわざわざディナーに誘ったり
ありますよね。
最近こういう様式美がわかってきまして、まどろっこしい手順を踏んだ方が全体としてのまとまりがよかったり、後々見返すときにも美しくまとまっています。
昔は「しゃらくせぇ」と思っていたのですが。思えば福祉用具の事業所申請には恐ろしい程の官公庁型様式美を求められまして、あそこで芽が出た気がします。(官公庁のいじめか!?ってくらいの話は面白いので今度記事にします)
メリットとしては、誰かと話したり中長期で付き合いを保つ場合様式美を尊重していると尊重する人と長く付き合えます。相手からすれば「こうすればこうくる」というのが分かった人の方が話しやすいですからね。ひいては、お仕事の量も増えます。「何を言い出すかわからない人」よりも「こうすればこうくる人」の方が便利なのでしょう。世の社長さん達があまり波風立つ言い方してないのもうなずけます。
様式美を踏んでいくと色々とメリットがあるのですがこれは様式美に面白さを感じるまでメリットを感じないと思います。結婚や子育てと同じですね。結婚生活は結婚するまでメリットを理解できない。頭で理解できるのと体で理解できるのとは違うわけです。そういえばGithubという設計図共有サイト(笑)にもブランチ・コミット・プッシュ・マージという様式美がありますよね。
例えば様式美を重んじていると強い力が出せる場合もあります。自分の素の力では10程度しか動かせない場面でも、手順を踏んでいくことで20も30も状況が動きます。ちょっとした配慮で自分の力以上の効果が発揮できる。
昔、国家元首で様式美を無視しまくる人いましたよね。英単語も極めて単純な英語で子供にもわかりやすい。個人的には嫌いじゃなかったですが、みんなで話した内容を一日で反故にされたら周囲は困っただろうなあと思います。某国のトップに会いに行く前日、中東を巡航ミサイルで59発撃ち込むなんてなかなかできる芸当じゃない。
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デメリットといえば、「自分が老けて老害になりつつある気がする」ことと、「様式美を軽んじる人とはあまり仲良くなれなくなる」ことでしょうか。
え?文章に様式美がない?おあとがよろしいようで...チャンチャン
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