【Reckless Mining?】 ラズベリーパイ4でビットコインソロマイニングをした場合の確率を計算してみた
前々からビットコインのソロマイニングに興味があったのですが、こちらの記事を読んでさらに気になったので色々と調べてみました。(間違えてるかもしれないのでVerifyしてね)
・2022年9月12日現在のビットコインハッシュレート
mempoolを見るとこの記事を書いている時点でのビットコインハッシュレートは
282314902678144200000H/s
となっており、世界中のマイニング機器により1秒間に約2.8垓のハッシュが計算されているそうです…
mempoolのグラフでは282EH/sとなっており、1E(エクサ)が100京らしいので282を掛けると2.82垓となるわけですが全く想像の付かない数字です。
・ラズベリーパイ4のH/sはどれくらいか
お次はラズベリーパイ4のハッシュレートですが、こちらの記事によるとおよそ108H/s程度となるそうです。
ちなみに型落ちASICといえばお馴染みのAntminer S9君は約12~13TH/=12兆~13兆H/sとなり、ラズベリーパイ4の1111億~1200億倍計算能力が優れていることになります。型落ちとはいえ流石はASICですね。
・ラズベリーパイ4でビットコインソロマイニングをしてブロック報酬を得る確率はどれくらいなのか
という訳で肝心の確率ですが、計算間違いをしている可能性が高いので上記のデータからご自身でverifiしてください。
結果としては
約1/282京
の確率となります、もちろんこれはブロック毎なので約10分おきにチャンスがあります!(毎秒108/2.82垓の抽選を受けているとも言えますが)
ちなみにS9君でソロマイニングをすればラズベリーパイ4よりも1200億倍当たりやすくなりますが、それでも約1/2350万くらいの確率です。
年末ジャンボ宝くじの当選確率が約1/2000万ということなので近いですね、難点としては電気代が挙げられますが、S9の消費電力は1300wなので
1日辺り780円程かかることになり、年間28.5万円程のコストです。
現在のブロック報酬が6.25BTCなので時価だと約2000万円、対して年末ジャンボの1等が7億円かつ少し当たりやすいのでASICを家に置けない人は年末に29万円宝くじを買いましょう。
【Reckless Mining?】それとも【Fun Run?】
計算が合っていればビットコインのソロマイニングはかなり無謀なことが分かりました、しかしながら今年2022年1月には8.3TH/sでソロマイニングをしていたマイナーがブロック報酬を獲得するというロマンあふれる事態も発生しています。
8.3TH/sということはS9よりも3割くらい低いハッシュレートです。
さらにこのマイニングマシンはUSBスティックタイプの物を9本差していただけだそうでまさにミラクルですね…
この写真を見る限り【GekkoScience Compac FS7】だと思いますが、1本あたり300GH/sなので9本差しても2.7TH/sくらいな気も…
この件があってからかUSBスティックタイプのマイニングマシンは高騰しているらしく、現状手に入るのは画像のFS7くらいで価格は約3万円~
USBタイプなので消費電力は15W程度なのでラズパイと組み合わせてソーラーなどの再エネを使えば宝くじ感覚で楽しめるかもしれません。
ちなみにこのFS7を1本だけ使った場合の確率は約10億分の1で、年末ジャンボの50倍当たりにくい確率となります。
それでもロマンを感じる人はぜひ試してみてはいかがでしょうか?
こういったマイニングは海外では【Fun Run】なんて呼ばれているそうです。
・追記
1秒当たり10億分の1の確率なら10億秒経てば…?
約32年…意外と悪くないかも?確率内で当たるのは約60数%なので生きてるうちにチャンスがあるかも?
2021年のチャイナショック時には2か月でハッシュレートが4割近く低下したこともあったので突然確変が訪れるかもしれません。
おお、マイニングマシン買ったんですね!