古代エジプト展で一杯

古代エジプト展で一杯

みなさんこんにちは。ちょうど1カ月ほど前、私は静岡で開催されていた・・・

古代エジプト展を見に行ってきました!会場では・・・

このような、まさにエジプトを想起させるような像であったり・・・

かなり大きな石灰岩を削って作り出された石像、さらには本物のミイラなど数多くの目を引く展示がありましたが、中でも興味深かったのが・・・

ワインに関するもの!この説明文では、「ワインは当時から上流階級の嗜好品であったこと、ツタンカーメンの王墓からもワインを納めたアンフォラの壺が30個以上見つかっていること、これらの壺には生産年、産地、種類、醸造者の名前が記されていること(現代のワインラベルと変わらない!)、古代エジプトでは基本的に赤ワインが飲まれていたが、近年の研究では白ワインもすでに存在していたこと」などが書かれています!古代エジプト時代のワインがどんな味わいだったのか非常にロマンを感じます!

ちなみに、アンフォラとは正面に展示されているような壺のことで、形や素材などは異なりますが、現在でもこのアンフォラを使用したワイン醸造方法が行われていることを考えると、古代エジプトとワインには密接な繋がりがあることが窺えます。さて、そんなワイン目線で展示を見ていくと・・・

例えばこちらの壁画。緑色の敷物にひざまずく女性が描かれていますが、説明文によると・・・

女性の前のテーブルの下には、封がされたビールとワインの壺が描かれているそうです(なんとビールも当時から飲まれていたとは!)。また・・・

こちらのレリーフには、王宮の調理場の様子が描かれているそうですが、ここにも・・・

ワイン壺を棒につるして運んでいる2人の男性の姿が描かれているそうです。さらに、その左側にはパンを焼いている様子も描かれているそうで、当時からパンとワインで一杯やっていたのかな~、なんて想像しながらワクワクしておりました(笑)。こうして・・・

古代エジプト時代に思いを馳せながら、最後は誰が見てもエジプトだとわかる撮影スポットを写真に収め(笑)、帰路に就くことに。・・・すると、美術館の駐車場に向かっている途中、いつもの友人から電話が。話を聞いてみると、今日はワインが飲みたいとのお誘いが(笑)。しかも、この日は友人の誕生日で、自らの誕生日を祝うべくちょっと高いワインを用意しているとのこと(笑)。ちょうど私も、エジプト時代のワイン事情に触れてワインへの感受性が高まっていたので(笑)、すぐに友人宅へと向かうことに!・・・そして、本日用意されていたワインが・・・

こちら!エジプトのワイン・・・ではなく(笑)、アメリカのナパ・ヴァレーの「ヘス・コレクション・ワイナリー」が手掛ける「ライオン・テイマー カベルネ・ソーヴィニヨン 2018」!エチケットに描かれているライオンからもその重厚感が伝わってきますが、このワインは・・・

カベルネ・ソーヴィニヨンに少量のマルベックをブレンドした、ナパ・ヴァレーの果実の力強さをすべて凝縮したワインで、「ライオン・テイマー(ライオンの調教師)」とは、マルベックに対する彼らワインメーカーが付けたニックネームだそうです。その理由は、マルベックを加えることで力強いタンニンを抑える様子が、「ライオン・テイマー(ライオンの調教師)」と重なるからだそうです。なるほど、ちゃんとした意味がある名前なんですね~。では、さっそく抜栓したいと思いますが・・・

キャップシールにも力強いライオンのデザインが施されていました。さて、今回はちょっと高いワインですし、友人の誕生日と言うこともあったので、家から持ってきた・・・

パニエ(ワインバスケット)に入れてサービスをしてみました!ちなみに、パニエは古いワインなどの澱を下に留めたままワインをサービス出来る道具ですが、今回に限ってはその目的よりも特別感が出る演出として使用しました(要するに映えです(笑))。さて、そのお味はと言うと・・・

「う、美味い!」

思わず心の声が出てしまいましたが(笑)、それぐらい美味しい!外観は非常に濃いダークチェリーレッドで、最初香りは落ち着いていましたが、時間が経つにつれて黒い果実の凝縮した風味にオーク樽由来の甘く香ばしいニュアンスが強くなり、ボリューム感はあるけど非常にこなれたテクスチャーで、タンニンも力強さはあるけど滑らかで、アフターにかけて旨味を伴った厚みのある味わいが長く続きます。いや~、これは高いだけあっていいワインだ(笑)、お誕生日おめでとう!・・・そして、私からのプレゼントは・・・

ポルチーニリゾットせんべい(笑)。急だったので大したものも用意出来ませんでしたが、これが意外とイケる(笑)!ポルチーニの芳醇な風味と濃厚なワインとの相性も抜群で、素晴らしい友人の誕生日会となりました!

・・・もし、この光景がレリーフにでも描かれたとしたら、後世の人はどのようにこれを解釈するんだろう(笑)?

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